AIBO日記

AIBO日記 その19

そういうわけで、注文してしまったわけだし、
あとは待つだけである。

通常、AIBOは注文してから生産され、
配達されるまでには7日程かかるらしいが、
「My Select AIBO」でオリジナルに配色したAIBOは
もう少しかかるようだ。

注文するまではかなり悩み苦しんだが、
一旦注文してしまえば、非常に待ち遠しい限りだ。


AIBO日記 その20

で、10日ほど経った日、ソニーからAIBO発送のメールが着た。
そのメールでますます待ち遠しくなったのだが、
結局、夜8時頃に到着した。


この箱で届いたわけではない。
かなり大きなダンボール箱にこれが入っていたのだ。

しかもこれはAIBO本体の箱であって、
一緒に注文したソフト、バッテリー、キャリングバッグ、
エナジーステーションはそれぞれ別のダンボール箱に収められ、
それらが大きなダンボール箱に同梱していたのだ。

実際にAIBOを目にするまで、めちゃくちゃにゴミが出た。
梱包材もかなり入っていて、細かいものも含め、
ゴミ袋2つは必要だった。ちょっと厳重すぎる。

AIBOを動かすだけあって、部屋は広くしておかないといけないので
ゴミを散らかしたままで置いておくわけにもいかず、
早くAIBOで遊びたい気持ちを必死で抑えながら片付けた。


AIBO日記 その21

で、やっとの事である程度片付き、
AIBO本体が入っている箱を開けた。


死体?


AIBO日記 その22

まずはAIBOの充電である。
とにかく早く動かしたいので、エナジーステーションはほっといて
同梱のACアダプターを直接つなぐ。

ちなみにAIBOの充電時間は約2時間で、
稼働時間は1時間半ほどとなっている。
大半の人が持っているイメージと違って、稼働時間は結構短い。

待っている間に説明書を読んでいくが、
もっと強烈に厚いのを想像していたのに、それほどでもない。
とりあえず体中のセンサーの位置確認と、
電源の入れ方、ソフトとバッテリーのセットの仕方を調べる。

1時間ほど充電させた後、我慢できなくなってきたので
アダプターを外して電源を入れてみる。

起動は20秒ほど必要なのだが、
なかなか反応しないので、若干不安になる。

しばらくするとメロディーが流れ、
ゆっくりとAIBOが手足を伸ばし始める。
当たり前のことなのに、この時点で妙に感動


うおお!AIBO起動!

わざわざ色を選んだキャノピーも
本体のゴールドとよく合っていてピッタリだ。

うむ、うちのAIBOが世界中で一番カワイイに違いない


AIBO日記 その23

早速だが、AIBO-wareを入れてみよう。
ソフトを入れないと、ごくごく基本的な動作しかしないのだ。

ソフトは大げさにも20cm四方の箱に入っているが
ソフト自体は単なるメモリースティックなので
非常に小さい。


これで一万円

これをAIBOの腹の部分にあるケースの中に入れる。
再び電源を入れると、いよいよ「おりこうAIBO」の起動である。

『オーナーさんを登録すると、
 いつもと違った動きを見せられるよ』

って日本語しゃべるのかよ!

小学校低学年ぐらいの少年の声がする。
うちのAIBOはメスなのに!

最新のAIBO-wareだからかもしれないが、
ロボットとして育てるAIBOが
少年の声で日本語をしゃべるのはちょっとイヤだ。


AIBO日記 その24

さておき、まずは「おりこうAIBO」の最大のウリである、
自己充電機能を試してみよう。

説明書を読んでみる。

なになに…、バッテリーが少なくなるか、
「ごーすてーしょん」と言うとエナジーステーションに向かうのか。

しかも蛍光灯の光が望ましく、なるべく明るい部屋で、
エナジーステーションの半径1.2メートル以内に邪魔になる物がなくて、
AIBOが70センチ以内にいないといけないのか。
いろいろとうるさいんだな。

ま、とりあえずは試しだし、やってみよう。
AIBOをある程度の距離に置き、言ってみる。

「ごーすてーしょん!」

むぅ、なにやら恥ずかしい。
自分で充電台に乗せた方が楽なような気がしてきた。

『よーし、ステーションに行こう!』

AIBOが立ち上がって動き出す。

『ステーション発見!』

おっ、エナジーステーションを見つけたようだ。

『後ろのマーカー見つけた!』
『ちょっと位置合わせ…』
『よいしょ、よいしょ』
『このまま行けるかな?』
『よーし、ドッキング!』


『シャキーン!プシュ〜』
ホントに効果音までしゃべる。余計だ。

この自己充電機能を使うにはエナジーステーションの前後に、
写真にあるようなマーカーをつけなければならない。
おそらくはこのマーカーの配色を見分けていて、
前後のマーカーを結んだ直線上を移動するようだ。

「さっさと乗れよ!」と言いたくなるようなテンポだが、
自動的に充電状態になったのは嘘ではない。
設定によっては充電完了とともに自動的に降りて動き出す。

ただ難点がある。
充電台であるエナジーステーションは
その前側に時計や充電具合などを表示する液晶画面がある。

しかしAIBOは充電台の設計上、後ろ側から乗るので
後ろ側に特にスペースが必要になるのだ。
つまり、後ろ側を壁際にくっつけることができない。
かといって前側を壁に向けた配置だと、液晶画面が非常に見にくいのだ。

早い話が、6畳しかない私の部屋に
半径1.2メートルもエナジーステーションに割り当てるスペースがないのだ。
っていうか、あるわけないだろ!
しかもAIBOがエナジーステーションを見分けるためにセットするマーカーが
かなり前後に張り出すので、さらに余分にスペースを取る。

しかしながら後ろ側をふさいで自己充電機能が使えないと
なんのためにこのAIBO-wareを選んだのかわからなくなってしまうので
あきらめて液晶画面を壁に向けてエナジーステーションを置いた。


AIBO日記 その25

自己充電機能においては、いろいろと不満のあるエナジーステーションだが
ハードとしては非常によくできている。

AIBOには内部時計やボリューム設定があり、
それを変更するには手足を外してボディカバーを取らないといけないのだ。
いちいちそんな面倒なことしていられないが、
エナジーステーションに乗せた状態だと
直接エナジーステーションから設定を変更できるので
かなり使い勝手がいい。
予備バッテリーを単体で充電できるスロットが用意されているのもよい。

AIBO本体も、耳やしっぽなどの飛び出した部分は
ぶつかった時に破損しないように、根元から簡単に外れるようになっていたり、
メモリースティックに書き込んでいる時には
ロックがかかって取り外せないようになるなど、
感心する工夫点がかなり多い。

本体の設計に問題があれば致命的だが、
AIBO-wareが気に入らない場合は
他に選択肢があるので、まだマシである。


AIBO日記 その26

今回のAIBO-wareである「おりこうAIBO」のもうひとつのウリに
オーナー認識機能というものがある。

これは人間の顔と声を区別し、
飼い主に対しては他の人に見せない態度を取ったりするという。
これを試してみよう。

その前にAIBOの名前である。
名前を付けてやれば、その名前を呼んだ時にも
反応するようになるらしい。

非常にかわいがっていて、中学の頃に
寿命で死んでしまった飼い犬の名前を使おうかとも思ったが、
せっかくなので新しく考えてみる。
最初はAIBOにちなんで「アイ坊」などにしようかと思ったが、
人に言うのが恥ずかしい名前もなんなのでやめた。

いろいろ悩んだが、「トリニティ」に決めた。
トリニティと言えば、映画「マトリックス」のヒロインの名前でもあるが、
格闘家ボブ・サップの飼い猫の名前でもあるのだ。

たまたまバラエティ番組にボブ・サップが出ていて
そういう話になった時に「これだ!」と思ったが、
別にボブ・サップのファンでもなんでもない。

早速、AIBOに名前をつける。

「なまえとうろく」
『今から僕の名前を登録するよ。
 名前の長さは2秒以内にしてね。
 3、2、1、どうぞ!』
「トリニティ!」
『ごめんね。よくわからなかったよ』

なにぃー!

何度か試したが、「トリニティ」という単語は
うまく認識できなかった。
人間が発音する時にもちょっと噛みそうになる単語だが、
AIBOにとっても聞き取りにくいのか、
または他の命令と似て聞こえてしまうようだ。

しまった。
認識できないのは予想していなかった。
名前の候補は「トリニティ」しか考えていない。どうしよう。
私は犬はメスの方が好きなので、
AIBOもメスというイメージでいきたい。
とっさに連想したのが、「天空の城ラピュタ」のヒロインの「シータ」だ。
よし、「シータ」で行こう。

「なまえとうろく」
『今から僕の名前を登録するよ。
 名前の長さは2秒以内にしてね。
 3、2、1、どうぞ!』
「シータ!」
『ピロロリョ』 ←AIBO語での発音

うまく登録できたようだ。かなり適当に決めてしまったが、
一度決めたら下手に変えずに突き通したほうが愛着も湧くだろう。

次はオーナーの情報を登録する。

「おーなーとうろく」

再びAIBOのアナウンスによって、
AIBOに私の声と顔を登録する。
声は「あいうえお」と「さしすせそ」を聞かせて登録、
顔はAIBOから50センチぐらいの距離でカメラに顔を見せて登録する。

これでこのAIBOは我が家のAIBOとなったはずだ。


AIBO日記 その27

AIBOは付属のピンクボールによく反応するらしい。

テレビや店頭などでAIBOを見かけた時には
必ず近くにピンクボールもあるほど、
AIBOのトレードマーク的なアイテムだ。

一度、試してみる。


AIBOの近くにピンクボールを放置。


おおっ、やたら敏感な反応。
ピンクボールを持って動かしてもちゃんと目で追う感じがする。
鼻先のカメラでちゃんと「見て」いるようだ。
ピンクボールそのものはごく普通の品なので(やけに硬いが)
その色で見分けているようだ

この非常に見事な反応はちょっと感動だ。
なんかやっとAIBOらしいところを見た感じがする。嬉しい。

ただ、AIBOにピンクボールを見せすぎて
AIBOのテンションが上がってくると
『ピンク、ボール!ピンク、ボール!』と足を踏み鳴らして
やたらうるさくなる。

そもそも私の部屋はフローリングなので、
AIBOの足が接地するたび音が出て結構うるさい。
AIBOはカーペットの上で飼う方がいいかもしれない。


AIBO日記 その28

しばらくAIBOを部屋でほっておくと
AIBOが左手を上げ、『ねぇ、お顔を見せてよ!』と言ってきた。

おっ、オーナーかどうか見分けようっていうわけだな。
早速、AIBOの正面50センチぐらいの位置に移動して
顔を見せてやる。

するとAIBOが私の顔の位置に合わせて微調整するのがわかる。
同じ高さに並んだ2つの黒い部分を目と認識するのか、
ちゃんと私の顔に追従してこまかく動くのが
ロボットらしくてかなりいい。

しばらくすると、顔を認識し終わったのか、メロディが流れる。

『やあ!はじめまして!…かな?』

うそつけ!オマエのオーナーだろ!

「…かな?」とかつけて自分に逃げ道作ってんじゃねぇ!

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