削除対象2

ストラップに死が迫る

私はPHSを持っている。
いわゆる「ピッチ」だ。
そしてストラップをつけている。あの携帯やピッチにつける紐の部分だ。
たまにやたらじゃらじゃらとストラップをつけた女性がいるが、
携帯にストラップがついているというよりストラップに携帯がついている感じだ。
私はそれが嫌いなのでストラップは一つしかつけていない。
ワーナーブラザーズのシルベスタという人形をつけている。
トムとジェリーなどと同じアメリカンアニメのキャラだが
「10t」と書かれたハンマーを持つひよこや
歯がギザギザした茶色のブルドックなどが出てくる。

私のストラップについてるキャラはそのひよこを食べようとして追いかける
猫の人形なのだ。
これはピッチを手に入れてから一番最初に買ったストラップである。
いくつかストラップを変えたが、ピッチを機種変更して色がパープルシルバーに
なってからは黒のストラップじゃないと似合わなくて
結局最初に買った、この黒いストラップをつけているのだ。

まあ、それはどうでもいい。
問題はそのストラップの寿命が近づいているらしく、かなりヤバイ状況である。
ズボンのポケットに入れているピッチを取り出す時に
いつも激しくこすれるらしく、人形の鼻や背中がはげてきている。
しかし、それ以上に嫌なのは、首が取れそうなのだ。

このキャラは首が細いデザインになっている。
この首の部分に負担が集中するのだ。
他の部分ならいざ知らず、首が取れるととても気分が悪い。
だからいいストラップを探しているのだが
キティちゃんとかデビルマンとか好みと違うものばかりで
なかなか気に入ったのが手に入らない。
気に入ったキャラがあったとしてもバンドの色が変だったりする。

今はストラップの首が取れるか、その前に新しいストラップを見つけられるか
ドキドキしながらピッチを使う毎日である。


バーサーク・ビデオデッキ

半年ほど前、私の部屋にもビデオが来た。
一階にはビデオがあるのだが、それは家族のものであり
私のものではない。
かなり前から私の部屋にテレビはあった。
父親がゴルフの賞品として手に入れてきたのだ。
しかしビデオがなかった。
買えばいいと思われるかもしれないが、そんな金はない。

それが突然ビデオが手に入るチャンスができたのだ。
友人の家にはビデオが3台もあるのだが、
そのうち一番古い一台を新しいものに買い替えるというのだ。
これはチャンスと思い、古いビデオをくれと言ったら
なんなくくれた。
しかし、お礼を言うのはこっちなのに、友人は「いいのか?いいのか?」と
何度も確かめてくる。
「もちろん。ありがとう、ほんとに嬉しいよ」と私は答えた。

まず家に持ってかえるのに強烈に苦労した。
とにかく「重い」のだ。
かなり古い品であるため、軽量化などは一切考えられていないようだ。
どうしようもないので友達に家まで車で送ってもらった。
家の前で車から降りて、二階の自分の部屋まで持ってあがるのに
かなりの苦労を要したが、それはここでは省く。

ビデオを設置し、チャンネルの設定をしてきちんと映ることを確認して
私はかなり喜んだ。
これでわざわざ一階に下りなくてもビデオが見れるし、
深夜でも時間をつぶす事ができる。

しかし違ったのだ。このビデオはそんじょそこらの普通のビデオではない。
故障と正常の間を微妙に行き来しているビデオデッキなのだ。

まずリモコンにコードがついている。それ自体おかしい。
コードはビデオ本体まで伸びており、離れたところでも
操作できるようになっているようだ。
赤外線などという未知の文明は使われていない。
これではリモコンじゃない気もするが、リモコンなのだろう。

リモコンにはごく基本的な動作しかなく、電源ボタンすらないので
電源を切りたい時には直接本体の前まで移動して操作する。
しかもそのリモコンは3割ぐらい、いやもっと低い確率でしか
正常に動作しない。
そのため、押したいボタンを細かく連打するなどの努力が必要で、
しかも間違った動作が実行される時もある。

巻き戻しボタンを押したのに早送りになることなどはざらで、
停止ボタンを押しても停止しなかったり、再生ボタンでもなかなか再生しなかったりする。
気まぐれなのだ。
もっとすごいのは停止ボタンを押すとビデオの電源が切れるときがある事だ。
電源ボタンなど最初からついていないのに電源が切れるのだ。
これはすごい事である。リモコンが進化しているかのようだ。
元々ついていない機能が動作しているのだ。
これは本体のボタンを直接押した時も同様である。
ボタンを押すと、押したボタンがわかりやすいように光るようになっているが、
それにもかかわらず、押したボタンの隣のボタンが光ったりする。
また、停止ボタンを押したらテープがビデオデッキから出てくる時もある。
一人でドリフのコントをしているかのようだ。

録画機能もあるが、とても使えたものではない。
録画自体は画質は汚いがとりあえずできる。
しかし、音声がとても小さく録音されるのだ。
音量を限界まで上げてやっと聞こえる程度だが、
そうするとスピーカーの発する「サー」という音ばかりが気になって、
結局よく聞こえない。

本体上部の加熱もかなりのもので、一応放熱口があるのだが
内部の温度はまったく下がっていないようだ。
そのうち火でも吹くんじゃないかと思いながら
今日もまたビデオを見ている。

ビデオをもらうときに友達が何度も確認した意味が
やっとわかった気がする。


電車には遅れない

通勤には電車を使っていたが、
何時何分の電車に乗るためには何時何分に家を出なければならないと
誰しも決めていると思う。
ある程度通勤を繰り返すと駅まで何分で行けるかわかってくるからだ。

ただし私はそれだけじゃない。
駅までの道にいくつかの通過点を設定し、
第一チェックポイントは何時何分、第二チェックポイントは何時何分と決まっていて、
たとえ家の出発時刻から遅れたとしても
途中の通過点を決められた時刻で通過できれば電車には遅れないようになっているのだ。

ただそれだけ。


お持ち帰り専門店

高校に通っていた頃、帰り道にお米屋さんがあった。
そのお米屋さんの前には立て看板があって
そこに「お持ち帰り専門店」と書かれていた。
「お持ち帰り専門店」という事は「お持ち帰りではない店」も存在するという事だ。
お米屋さんでお持ち帰りじゃないとすると、その場で…。

その話を先輩に話したら
「配達に決まってるだろ!」
と言われた。


テレビショッピングは不滅だ

日本直販がやってた「テレビショッピング」が好きだった。
最近はあまり見かけないし、どちらかと言えば深夜の外人による
通販番組の方が有名だ。
だが私はあのバカバカしさが好きだった。

カメラが商品の時があった。
どこから見ても普通のカメラであったが、やはり褒めちぎられるのだ。
まずは男性がカメラで女性を撮ってみる。
すると今さら当たり前となったフラッシュがつく事に驚く。
そしてカメラのフラッシュ部分をながめながらフラッシュをアピールするが、
この時、カメラの向きはそのままで男性が回り込むようにしてカメラを見る。
なぜなら主役はカメラであって、男性ではないからだ。
普通なら手首を返してカメラを見るが、
テレビショッピングでは人間がテレビカメラに背を向ける事はあっても
商品が背を向ける事は厳禁なのだ。

そして自動でピントが合う事まで説明し終えると
いよいよ値段の話題である。
男性の方が女性に値段を聞く。
「でもこれ、高いんじゃないんですかー?」
お前以外はみんな知っている。一万円だろ。
すると女性は鬼の首でも取ったかのように
値段を告げるのだ。
たとえ「15周年特別価格」でも、同じ一万円だ。
何が「特別」なのだ。

男性が値段に驚いていると
女性はこのカメラを買うともう一個カメラがついてくる事を発表する。
男性はそれでも値段が一万円である事に狂喜するが、
視聴者の立場から言わせてもらうと
商品を倍にするより、値段を半額にしてもらいたい。
カメラは一個でいいのだ。
なのに男性はその点には触れてはくれない。

また、「高枝切りばさみ」が商品の時もあった。
この商品のウリは「1.8mの長さが3mまで伸びる事」と
「女性でも操作が楽な重さ3kgである事」だ。
だが3mもの長さの3kgは男性でも扱いにくそうだ。
ほんとに大丈夫なのだろうか。
しかし男性はその点には触れてはくれない。

「ふとん圧縮パック」。
これは時間とともに成長した商品である。
最初はふとんを袋に入れ、掃除機で空気を吸い取ったあと
アイロンで袋の口を熱で接着するしくみだった。
取り出す時は袋をはさみで切る。
つまり袋は一度使ったら終わりである。
だがしばらくすると、袋の口をクリップの棒で挟み込んで止めるタイプに変わった。
取り出す時はクリップ棒をはずすだけでいい。
袋は何度でも使えるのだ。
だが、またしばらくするとクリップ棒すら使わずに
指で押さえるだけでマジックチャックによって止まるタイプに変わった。
これは最終形態である。
しかもついてくる袋の数が最初の時の倍になっていたりする。
一番最初のタイプを買ってしまった人はどうなるのだろう。
だが男性はその点には触れてはくれない。

いろいろ言ったが、私はテレビショッピングが好きだ。
また復活して欲しい。
これが見れなくなった私は、深夜の外人通販番組に
楽しみを見つけようとするのであった。


ドラえもん流行中

私はドラえもんが大好きだ。
子供の頃からマンガやアニメで見ていたが、
たとえマンガであっても非常に科学的な事がネタとして使われていたり、
泣かせるいい話も多い。
のび太に対するジャイアンとスネオの行動を「いじめを助長する」と
懸念する人もいるらしいが、はなはだ見当外れだ。
彼らには友情がある。ずっとアニメを見ていれば
簡単にわかる事だ。

そんなドラえもんが女子高生に大人気らしい。
携帯のストラップやキーホルダーのドラえもん版が多く発売されていて、
それをチャラチャラとつけている女性をよく見る。
しかしドラえもんが好きな私としては許せない。
やつらはドラえもんの事など何一つ知らないのだ。
ただ、22世紀から来たネコ型ロボットとしか認識していないのだ。
ドラえもんの鈴でネコが呼べる事や、
地面から数ミリの高さで浮いて歩いてる事、
あの丸い手が何でも物を引っつけられる手である事や、
さらには、しっぽが電源スイッチになっているという常識すら
知らないのだ。

いや、私としては「ドラえもんを好き」と言うからには
身長が129.3センチで体重が129.3キロで
スリーサイズが上から、129.3、129.3、129.3のナイスずん胴で
足の長さが129.3ミリである事まで知っているべきだと思っている。
もちろん、その数字がドラえもん誕生当時の
小学4年生の平均身長からきている事などは言うまでもない。

なのに今の若い者ときたら、ただの青いダルマ型ロボットというだけで
好きになってしまうのだ。
違う!
「ドラえもん」の主役はクリスチーネ・剛田なの!
それに、一番の不思議アイテムは
のび太が読んでる「ロコロココミック」だけ!
わかった?それだけ。


続・サザエさん分析

数年も前の話だ。
サザエさんの最後のアクションがジャンケンに変わった。
ピーナッツを放り投げて「クンマックック(そう聞こえる)」だったのに
あろう事か、視聴者を相手にジャンケンをしてくるのだ。
さすがにこの時は通っていた学校でもザワついたものだ。
なんせ一大事なのだ。
サザエさんと言えば「クンマックック」と子供の時から信じてきたのに、
それが揺らいだのだから。

さらに予告編が始まる時にサザエさんが
リモコンでウィンドウを開きやがる。
これも時代なのか。
サザエさん家のテレビは未だにダイヤル式だが
予告編だけはリモコンを使うようだ。
そんな事してる暇があるなら、
勝手口から本当に勝手に入ってくる三河屋さんを
なんとかした方がいい。

だいたい最後のジャンケンも
「勝ち」か「負け」ならいいけど
「あいこ」だったら来週まで勝負持ち越しだから
すごい気分が悪いのだ。

個人的に、最近変わったカツオの声も
やけに真面目で頭がいい感じに聞こえるから嫌いだ。

でもエンディングのふきだし付きアニメ(本編より面白い)が
続いてるから、まあいいや。


G-SHOCK

「なあなあ、見てみて。G-SHOCK!高いんだぜ。限定モデルだし」

「ふーん…」

「ここのボタンを押すとな…、ホラ光った!『G』って光ってるだろ」

「うん、まーね」

「しかもさー、完全防水でー、深さ50メートルの水圧まで耐えれるしさー、
 車にひかれたって壊れないんだぜ」

「お前、その時計つけて深さ50メートルまで潜ったり
 車にひかれたりするわけ?」

「…………」


邪魔な種

最近はそれほどでもないが、子供の頃は
夕食が終わると果物を食べていた。
しかし果物の中には種のせいで非常に食べにくい物がある。

リンゴはほとんど関係ないからまあいい。
イチゴは種ばっかりなので別にいい。
スイカの種はかなり面倒くさいし、たまに入ってる白い種とかは
ムカツクのでどうにかしてほしい。
びわは種ばっかりで食べれる所が少なすぎるから
種なしびわに思いっきりかぶりついてみたい。
ブドウは種が取りにくいし、何個入ってるかもわかりにくくて
とてもストレスがたまる。

でもフェイントで入ってるみかんの種を噛んだ時ほど
ムカツク事はないから、まあいいや。


散髪屋での苦労

「じゃあ、今日はどんな風にしますか」
散髪に行くたびにそう聞かれるが、これがかなり難しい。

自分のしてほしい髪型をわかりやすく、しかも簡潔に
床屋の店主に伝えなければならない。
しかしながら、被散髪者のビジョンを正確に店主に伝えるのはほぼ不可能であり、
結局、店主が客の希望を聞いて想像したものが
どれだけ客の希望に近いかにかかっている。

まあ、たとえ少しぐらい希望と違っても
完成した髪型がカッコよければ別に文句はないんだろうね。

逆に床屋の立場だと一番困るのは
「芸能人の○○みたいにして」
って言われる事だと思う。
でも人にはそれぞれ顔に似合う髪型ってものがあるだろうし、
髪型をそっくりにしても本人みたいにカッコよくなる事はないのだ。
みんな、そんな事はわかっているはずなのに
「吉田栄作」「江口洋介」「内田有紀」「木村拓哉」(なんか古い人ばかりだが)などが
登場するたび、マネする若者が増える。

まあ、それはそれとして、散髪の最後に床屋の店主に
「こんな感じでいいですかー」
と言われても
「もうちょっと長めで」
とは言えない。

もうちょっと未来になると3次元画像で
カット後の自分の髪型が画面で確認できて、
しかもその通りにコンピューターが
レーザーでカットしてくれたりするかもしれない。


雲ができる時

雲がどうしてできるのかまだわからなかった小学生の頃、
物を燃やした時の煙が雲になると思っていた。

ゴミを燃やす焼却炉や、避難訓練の時の消火器の練習用に
燃やされている火から出てくる煙が空に昇っていく様子を見て、
「あー、あれが雲になっていくんだなー。あっ、あれなんか、ちょっとなりかけてる!」
とか思ってた。

ただ、それだけ。


「汚い」の定義

汚いと思う物は大抵の人が共通していると思う。
ある人が汚いと思うものは、別の人も汚いと思うのだ。
つまり「汚い物」というのはある程度決まっている。

だが例外があるのだ。
自分の下着や靴下は、本人だけは
「汚いから触りたくない」という事はないはずだ。
答えはひとつ。「自分のだから」。
着替える時に触るのは別に構わないだろう。

ただし、これにも例外がある。
一度、体から離れると「汚く」なるのだ。
つまり、触るのが平気だった自分の下着や靴下を脱いで、
一度完全に体から離れてしまうとなぜか触りたくなくなる。
二日間同じ靴下を履き続けるのは平気でも
一日履いた靴下を一旦脱いで、もう一度履き直すのはできないはずだ。

なぜだろう。
一度脱いだ物はもう自分の物ではなくなるのだろうか。
っていうか、オチ思いつかないから、これで終わり。



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