第四章

金魚の運命

祭りなどで「金魚すくい」というのがある。
しかしながら、「金魚が欲しくてやる」というより、
単に「金魚すくいの遊びをしたい」ために行われる。

そして、運悪く金魚を手に入れてしまった場合、
家に持って帰ってから非常に困る。

そんな金魚はたいてい以下の3つのうち、
いずれかの運命をたどる。

●即死
金魚すくいで、もてあそばれているうちにも
かなり弱っているため、とても長生きできる力は残っていない。
祭りの日から一週間も経たないうちに
腹を上に向けて浮かぶ事になる。

●やたら巨大化する
「3年前に金魚すくいで取ってきたんだよ」。
そんなセリフが飼い主から聞かれる。
金魚はすぐに死ぬか、異常なまでに長生きするかどちらかである。
一旦、峠を越えた金魚は時間とともに大きくなる。
「金魚じゃなくてコイじゃないの?」。
そう言いたくなるほどでかい金魚もいる。

●忘れられる
最初は餌をやるのが楽しく、進んで世話していたのに、
いつの日か「誰かが餌をやっただろう」という意識に変わる。
しかし誰もやっていない。
当然、水槽の水が替えられる事もなく
誰もが見て見ぬふりする面倒の固まりになる。

いずれの運命も金魚にとっては
非常に酷である。
本当に金魚の事を考えるなら
「金魚すくい」をしてもすくわないのが一番。
すなわち、それこそ金魚救い

む。つまらんオチだ。


母のVisual Basic

母親にフリーソフトやシェアウェアが入ったCDを貸してあげた時、
CDの説明を読みながら、母親が言った。

「Visual Basicってなに?」
「C言語とかCOBOLとかのプログラム言語のひとつだよ。
 なんで?」
「いやー、Visual Basicのランチタイムファイル
 どーのこーのって書いてるから…」

そりゃ、「ランタイムファイル」だろーが!!
ランチタイムっていったら、「お昼休み」じゃねーか!!


年中無休?

よく、どっかのお店とかで
「営業時間8:00〜20:00 年中無休」って書いてあるけど、
アンタ、そりゃ「年中無休」じゃないでしょ。
だって、20:01〜7:59まで休んでるじゃん!


絵描き歌の悲劇

最近はあまり見かけないが、
私が子供の頃はよくテレビなどで絵描き歌を見た。
特に藤子不二雄の作品に多く、
ドラえもんやハットリくんやオバQなどで絵描き歌があったと思う。

藤子アニメ以外にも、さまざまな絵描き歌を聞いた事があるが、
結局、絵描き歌の極意は、一番最後の
あ〜っという間に、○○」のところである。
この「あ〜っという間に」と歌う間に
いかに、ただの図形の集合体から
キャラクターへと描きあげるかにかかっているのだ。

究極の話、
「まーる描いてー、まーる描いてー、
 あ〜〜っという間に、ドラえもんー」
というのも可能である。

ところで、パーマンも絵描き歌があったアニメのひとつだが、
パーマンの絵描き歌には凶悪な落とし穴がある。

パーマン絵描き歌:

とんがりくちばし ことりさんことりさん
あんぱんふたつ たべちゃって
おなかがいっぱいになっちゃった(ころりんこ
それをみていた おおかみがおおかみが
めだまをぎょろり ひからせて
おくちをあけてねらっていた
「そんなことはさせないぞ!」
ぼくらのパーマン できあがり

そう、この「ころりんこ」の部分で
90度回転させなければならないのだ。

これは子供には非常に酷である。

あらかじめ回転する事を予測して、
回転後に正しい向きになるように
描き始めなければならない。

しかしながら、最初と最後の方向の違いが意外と難しく、
回転方向の予測を誤って、
最終的に180度逆向きの絵になってしまったりする事もある。

しかも、黒板や壁など、回転不可能な媒体に描く場合、
すでに回転した状態の絵を計算しながら描かなければならない。

昔、子供心に「そりゃ、ちょっとキツイよ」と思った。


マクドで必ずする事

マクドナルドのジュースのふたの部分には
「IC」「OD」「OTHER」と書かれた3つのポチがある。
つまり、小さなふくらみの部分だ。

あれは本来、何種類かのジュースを買った時に
色が似ているコーヒーと紅茶や
アイスコーヒーとホットコーヒーなど、
やや見分けのつきにくいもののうち、
片方のふたのポチをへこませて、わかりやすくするためにあるのだ。

そういう見分けのつきにくいものを買わない限り、
店員がポチをへこませる事もないし、特に使う部分でもない。

しかし、私はとりあえず3つともへこませる
だって、なんかスッキリするから
3つともへこませて、初めて満足できる。
たぶん似たような事してる人、多いはず。


それって忍術?

忍者ハットリ君の、ある技が忘れられない。
大根を空中に放り投げ、
すぐにハットリ君も空中へ飛び上がる。
そして空中で瞬時に、大根を何度も斬る。
ハットリ君が着地すると、
まな板の上に、スライスされた大根がストトトと落ちてくる。

カッコいい
っていうか、まな板はいらねえだろ

ハットリ君は大根を放り投げ、
自分もあとから飛び上がる。
そして、大根よりも先にハットリ君が下りてくる。
物理学的に変だろ
でも、カッコいい。


こたつワールド

今はもうないが、昔、家にこたつがあった。
子供の頃だったので、その中に入っているのが
結構楽しかった。

すべてが赤く染まった世界。
妙に顔が熱くなる空間。

でも、こたつの中って暇なんだよね
なにもする事ないから。

しょうがないから、こたつの温度を調節するダイヤルを触ったり、
「こたつをこういう風に使ってはいけません」って感じの注意書きを
延々と読んでた気がする。

あと、こたつの上のテーブルのような部分の板の下に
いろんな物を差し込んだりしてた。
そして冬が終わって、こたつを片づけようとすると
以前なくしたと思った物が続々と出てくる。


迷惑睡眠対策法

通勤などで電車の座席に座っている時、
横に座っている人が居眠りして、こっちに寄りかかってくる時がある。

綺麗な女性などに寄りかかられた場合は
何時間でもそのままでいいのだが、
サラリーマンやおばちゃんだったりすると
直ちにどいて欲しくなる。

しかし、相手は眠っているので
何もしないままではいつまでも状況は変わらないのだ。
そこで自分から相手を遠ざける技を使わなければならない。

技術としては、「押し」と「抜き」の2種類である。
まず「押し」であるが、
これは寄りかかってくる相手に対して
ゆっくりと押し返す事により、
相手に「お前は邪魔なんだよ!わかるか?」と
感じさせるのである。

相手と自分との接触面の圧力が非常に高くなるので
眠っている相手にも気づかれやすい。
ただし、かなりの力を要する上、
こちらの体力消費も激しい。
さらには、この技によって起きた相手に
「あ、今この人、押し返してきたわ」と思われてしまう。

そこで「抜き」の技を使う場合もある。
「抜き」とは、相手の体を支えている状態から
ふっと逆方向に体を動かして、
相手を支える力を急に抜いてやるのである。

そうする事で、相手に「倒れる」感覚が発生し、
「起きて体を起こさねば」と思わせるのである。
相手を支えている状態をやめるだけなので
こちらの負担としても少なく、非常に自然に状況を脱する事ができる。
ただし、自分の体を逃がすスペースが確保されている必要がある。
満員で横とのスペースがまったくない場合は
この技は使えないので、「押し」の技を使わなければならない。

ちなみに、なぜか綺麗な女性ほど、
隣の人に寄りかかってる事に気づいて
早々と起きてしまう事が多く、とても残念である。


ファミリー

はい!発表します!
今まで「台風一過」という言葉を
台風一家」って思ってました!!
テレビのテロップでわかりました!!
発表終わり!!!


幻の白

「ミルクパズル」という物を知っているだろうか。
「ジグソーパズル」は誰でも知っていると思う。
(注意:「ジグゾー」ではなく「ジグソー」である。
     「シュミレーション」ではなく「シミュレーション」なのだ。)
「ジグソーパズル」はなんらかの絵柄が印刷されていて、
その絵を完成させるためにパズルを組み立てていく。
パッケージの完成図などを参考に1ピースずつはめ込んでいくのだ。

「ミルクパズル」とは、一面真っ白なジグソーパズルの事だ。
何の絵柄も印刷されておらず、ただ白いピースなのだ。
完成前も完成後も白一色
だから「ミルクパズル」。
しかも牛乳パックに入って売られているという気合の入れ様だ。

ただ、私はまだ見た事がない。
中学の時、友達と「ミルクパズル」の噂を話しただけだ。
たしか「さくらももこ」の「もものかんづめ」というエッセイで紹介されていたと思う。
もしかしたら「ちびまるこちゃん」で紹介されていたのかもしれない。
とにかく「ミルクパズル」だ。
誰か見た事がある人、
いや、完成させた事がある人いますか?
いたら教えてください。


ホームページ作者へのエール

今まで、いくつか好きなページが閉鎖された。
私は「ホームページ閉鎖」というのは
完全にそのホームページがなくなっている事だと思っている。
更新が途絶えているのは、ただの「永久凍結」だ。

「このホームページは閉鎖されました」という寂しいメッセージだけが
表示される閉鎖されたホームページ。
閉鎖された理由として考えられるのは、

●更新が面倒になった。
●ネットに興味がなくなった
●ネット以外のものに大きな興味がわいた。
●ネットをする事ができなくなった。
●ページで扱っている物事のブームが去った。
●いかがわしい内容のため、プロバイダに抹消された。
●電話代が払えなくなった。
●パソコンが壊れた。
●とてつもなく忙しい。
●ネット関連でとても嫌な事があった。
●一人になりたくなった。
●すべてが嫌になった。
●作者が死亡した。

などである。
この中でホームページの作者の人が一番気をつけなければならないのは、
「更新が面倒になった」だ。
つまり、

「こんなにがんばって更新して、どうなるんだろう」

と思ってしまい、急にやる気が失せるのだ。
そして、ただ義務感だけでホームページの更新を続ける。
ハッキリ言おう。
これは思ってはならない
ホームページの作者は、「更新してどうなるんだろう」という事を
考えた瞬間、終わってしまう。
思ってはならないのだ。

「顔も名前もわからない読者たちに情報を発信して
 何になるんだろう」

とか、

「金も儲からないのに、なぜこんなにがんばらなきゃいけないのだろう」

とかは思ってはならない。

ビックリマンシールを集めている人が、

「こんなにシール集めて何になるんだろう」

と思ってはならないのと同じだ。

すべてのホームページ作者たちに告ぐ。
がんばれ!

そして今日もアクセス数を稼ぐ。
俺たちは、ただそれだけの生き物だ。

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