第七章

金さん VS 桃太郎

金さん「おぬしは桃から生まれたそうだな」
桃太郎「はい」
金さん「嘘をつくな!!」
桃太郎「本当です!信じてください」
金さん「人が桃から生まれるわけがなかろう。
     あん?桃から生まれたから桃太郎?
     ふっ、笑わせるわ」
じいさま「本当ですじゃ。桃太郎は桃から生まれたんです」
ばあさま「そうですじゃ。あたしが川から拾ってきた桃から生まれたんじゃ」
金さん「落ちてるものを気軽に拾うでない!」
じいさん「その桃をおらがナタで切ろうとしたら
      桃太郎が出てきたんじゃ」
金さん「拾ったものを食おうとするでない!」
桃太郎「どうか信じてください」
金さん「してどうした?その老人たちに育てられたか。
     桃から生まれても食べ物は人間と同じなのか?
     うん?お前は桃は好きか?
     ふっ、桃太郎が桃を食っては共食いかのう」
桃太郎「ぐっ。言わせておけば…」
じいさま「やめるんじゃ、桃太郎。
      あの、桃太郎は鬼を退治して
      村の者たちからも感謝されておるんじゃ。
      この子はいい子なんじゃ」
金さん「はっ!お前は鬼が島に乗り込んで、
     鬼に暴行を加えた上、金品を持ち帰ったそうだな。
     単に退治するだけなら宝は関係なかろう」
桃太郎「しかし…」
金さん「さらに動物たちにきび団子ひとつで
     労働をさせたらしいな」
桃太郎「いや、あれは…」
金さん「ええぃ、問答無用!!」

ズシャ!!
桃太郎「ぎゃあぁぁ!」

シュバッ!
じいさま「ぐぁぁ!」

ザクッ!!
ばあさま「あーれー」

金さん「これにて一件落着」
ベンベン。


金さん VS シンデレラ

金さん「おぬしがこの女を選んだ理由はなんだ?」
王子様「舞踏会で彼女の姿が輝いて見えましたから」
金さん「ひと目で恋心を抱いたという事か」
王子様「はい。愛しています」
金さん「ええぃ!所詮、女は顔という事か!
     見た目さえよければいいのか!
     美しいドレスをまとってなければ
     惚れなかったというのか!」
王子様「いえ、決してそんな事は。
     ただ、やはり外見にも中身が出るもので…」
金さん「ええぃ!外道が!この女の敵め!」
ズバァッ!!
王子様「ぎゃぁぁああ!」
金さん「欲望をあらわにするシンデレラの義姉たちの方が
     よっぽど人間らしいわ」

金さん「して、シンデレラ」
シンデレラ「はい」
金さん「お前はガラスの靴によって
     王子に探し当てられたそうだな」
シンデレラ「はい」
金さん「しかし、靴ぐらいなら、
     おぬし以外の女性でもピッタリ合う者はおるはずだろう。
     なぜお前しか合わないのだ」
シンデレラ「そ、それは…」
金さん「調べさせたところ、ガラスの靴のサイズは28cmだったそうだ。
     これでは誰も合うはずがないわな。
     わははははははははは」
シンデレラ「くっ」
金さん「お前は義姉たちを差し置いて、
     自分だけ美しいドレスやガラスの靴を身につけてたそうだな」
シンデレラ「でも、それは、いつもいじめられていたし…」
金さん「ええぃ!自分さえよければいいのか!
     死ねぇ!!」
ズシャァッ!!
シンデレラ「きゃぁぁぁぁぁああああ」
金さん「『一人はみんなのために』。それを忘れるな」

金さん「して、魔法使いの老婆よ」
魔女「はい」
金さん「おぬしはシンデレラのために
     カボチャを馬車に変えたそうだな」
魔女「はい」
金さん「馬鹿者ぉ!食べ物を粗末にするでないわ!!」
ズバッ!!
魔女「ギャア!!」
金さん「死をもって悔いるがいい」

金さん「これにて一件落着」
ベンベン。


金さん VS 白雪姫

金さん「おぬしは世界で一番美しいらしいな」
白雪姫「い、いえ、あれは鏡が言っただけで…」
金さん「さぞかし気分がよかろう」
白雪姫「そんな…。私なんて…」
金さん「ええぃ!思い上がるなぁ!!」
ズバッ!
白雪姫「キャァァァァァ!」
金さん「ふっ、外道が」

金さん「おぬしはこの女に接吻して
     目を覚まさせたらしいな」
王子様「はい」
金さん「おぬしのくちびるには解毒作用があるという事か?
     ちょっと拙者に試してみせい」
王子様「う…、し、しかし…」
金さん「早くせんか!」
王子様「は、はい…」

金さん「………………」
王子様「………………」

金さん「うぬ。よくわからぬな。
     ともあれ、おぬしに罪はないようだ。
     下がるがよい」
王子様「はっ。ありがとうございます」

金さん「お前たちはなんじゃ」
小人1「白雪姫の世話をしていました」
小人2「白雪姫の世話をしていました」
小人3「白雪姫の世話をしていました」
小人4「白雪姫の世話をしていました」
小人5「白雪姫の世話をしていました」
小人6「白雪姫の世話をしていました」
小人7「白雪姫の世話をしていました」

金さん「それだけか?
     女が毒にかかった時には何かしたのか?」
小人1「いえ、あわてふためいていました」
小人2「いえ、あわてふためいていました」
小人3「いえ、あわてふためいていました」
小人4「いえ、あわてふためいていました」
小人5「いえ、あわてふためいていました」
小人6「いえ、あわてふためいていました」
小人7「いえ、あわてふためいていました」

金さん「7人もいて、結局、役には立たなかったのか?」
小人1「はい。なにもできませんでした」
小人2「はい。なにもできませんでした」
小人3「はい。なにもできませんでした」
小人4「はい。なにもできま…」
金さん「ええぃ!ごちゃごちゃとうるさいわ!」
ズシャッ!!
小人4「ぎゃぁぁぁ!」
小人7「ああっ。4号が!」
小人2「何という事を!」
金さん「こうしてくれるわ!」
ズバッ!
小人6「ぐはぁ!」
金さん「ふはははは!
     7人もいるんだ。多少減っても変わりあるまい」
小人1「どうかお助けを!!」
金さん「やかましい!」
ザクッ!!
ズバッ!
グシャッ!!

金さん「これにて一件落着」
ベンベン。


金さん VS 悪人

女「この人たちがやったんです!!」
悪人「おいおい、嘘言っちゃいけねぇな、お嬢ちゃん」
女「本当です!私、たしかに見ました」
金さん「おい、お前たち。嘘をつくんじゃないぞ」
悪人「いえいえ、めっそうもございません。
    私たちは常日頃からまっとうに生きております。
    おい、女!てめえ、そんなに言うなら証拠でもなんでも見せてみろよ」
女「そ、それは……。
  そうだ!金さん!金さんという人なら知っているはずです!
  金さんが私を助けてくれたんです!」
悪人「なんだとぉ!?
    じゃあ、その金さんとやらをここへ連れてきな!!」
女「それは……」
金さん「おい、てめえら!しらばっくれるのもいい加減にしやがれ!
     この桜吹雪に見覚えがねえとは言わせねえぞ!!」
ちゃらり〜。
悪人「お、お前は!?」
女「金さん!!」
金さん「ええぃ!嘘ばっかり言いやがって!
     思い知れ!」
ズバッ!!
悪人「ぎゃぁぁぁぁあああ!!」

女「金さん…。あなたが金さんだったんですね…」
金さん「最初から顔見りゃわかるだろうが!!」
ズバァッ!!
女「キャアアアアアア」

金さん「これにて一件落着」
ベンベン。


金さん VS 女子高生

女子高生「なにー?アンター。それ、桜吹雪のタトゥ?
      今時はやんないよねぇ。
      携帯にペイントしてる奴とかもいたけどねー、
      あれも、ちょっとバイバーイって感じー」
金さん「ぬおぉぉ!!」
ズシャッ!!(真っぷたつ)
金さん「胸くそ悪いわ!」

金さん「これにて一件落着」
ベンベン。


歌よーし、踊りよーし

ラップを歌っている人は、
一体、なんの指差し確認をしているのですか?


見分けられない

ゴールデンレトリバーって
どれも同じ顔に見えるんだけど。

飼い主って見分けられるのかなぁ。


店員さんへ

最近はCDとか本とか服とか買うと
綺麗な袋に入れてくれる。
だから、家に持ってかえったあとでも、
職場や学校に物を持っていく時とか、
友達に物を貸す時とかに、その袋を使ったりするよね。

でもさー、店員さんって必ず、袋のこの部分に
テープ張るんだよね。

袋

そりゃ、歩いてる途中に
袋がだらしなく開かないようにするためかもしれないけど、
これって綺麗にはがれないから、
いっつもこうなっちゃう。

袋のびた

店員さん、ここのテープいらないって。
いや、ホント。


虫、大嫌い

私は虫が大嫌いだ。
昆虫だけに限らず、「虫」と呼ばれる生き物はすべて嫌いだ。
足が2本よりも少ないか、4本よりも多いものはすべて嫌いだ。
とにかく気持ち悪い。

なぜ嫌いかというと、仕組みがわからないから
中身がどうなってるかがわからないからである。

人間の体というのは、理科や保健の授業で習ったように
内蔵や脳や、その他の器官によって生命活動をしている。
虫の中にもそんなものがあるのだろうか。
とてもそうは見えない。

カブト虫なんか、中を開けたら空っぽなんじゃないかと思う。
毛虫なんか、緑の汁しか入っていないんじゃないかと思う。
それなのに動いているから恐い

足がやたらいっぱいある虫も気持ち悪い。
足なんて、一番前の2本と一番後ろの2本で十分だと思う。
なぜあんなにあるのだ。
もしくは一本もないのだ。

脳みそなんて入ってるのか?
なにか考えているのか?

あまりにも常識から外れすぎている。

そして、夏になると奴らが動き出す。
あらゆるところで見かける。

だから夏は憂鬱だ。


君のクラスの一番うしろ

出勤時、朝8時8分、地下鉄の駅にて。
電車が来るのをホームで待っている時。

あっ、この、俺の前に立っている人の帽子についてるバッチ、
これ、なんだったっけ?
赤くて、丸っぽくて…。

なんだったっけなー

えーっと、どっかで見た事あるんだよ。
ほら、なんだっけ、なんか子供の頃だったよな、えーと、
みんなも知ってるはずなんだよ、ほら、あれあれ。
えーーーーっと、んーーー…………あ!!

パーマン道具のひとつ

パーマンバッチだ!!
通信機器にも呼吸装置にもなるスペシャルアイテムだ!!
この人の帽子にパーチャックされてるぞ!!

って、あんたもしかして須羽ミツ夫?

(実話です)

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