先生日記

先生日記 その1

就職が決まった。
8月末に仕事を辞めてからずっと仕事を探していたが、
ついに11月始めに就職が決まった。

このホームページの日記やエッセイなどを読んでくれている人なら
私がコンピュータ系専門学校に行っていたのを
知っていると思う(知ってる?)。
2年間通って98年の3月に卒業したのだが、結局、そこの講師になる事になった。
話すと長くなるので、なぜそうなったかは書かないが、
とにかく講師になるのだ。
実際には3学期、つまり1月から、プログラムを教える授業を
1クラスにつき週4時間、それが3クラスで12時間分受け持つ。
私の事をこんなに細かく書いてもしかたがないが、
とにかく先生である。

だが、私は21歳なので、3年目を通っている友達と
校内でバッタリ出会いそうだ。
それに生徒の中には私よりも年上の生徒もいるかもしれない。

しかし、「生島先生」などと呼ばれると非常に照れそうだ。
でも今から勉強して立派な教師になろうと思う。

そして、

「山本!早く帰りなさい。教室閉めるぞ!」
「生島先生…お話があります」
「ん?質問なら次の授業の時にしなさい」
「いえ…あの…みんながいるところじゃ、ちょっと…」
「ん…なんだ?」
「あの…先生、彼女とかいますよね?」
「え、いや…今はいないけど…」
「え!いないんですか!ふふ、よかった!!
 じゃあ、私帰りまーす!先生、さよなら!!」

とか、

「じゃ、今日はここまで」
「生島せんせー!お昼どうするんですかー?」
「ん…いや、食堂で食べるけど…」
「えー?さびしー!先生、私のお弁当あげるよー。
 ちょうど二人分あるしー」
「なんだ、上田はいつも弁当二人分も食べてるのか?」
「ちがうよー!ホント先生、ニブイよねー。
 明日も作ってきてあげるからねー」

とか、

「生島先生…、私…私…、学校辞めようと思う」
「高橋…、どうしてだ!簡単に辞めるなんて言うな!」
「だって全然授業わからないんだもん」
「なに…俺の教え方が悪かったのか…」
「ちがうの!そうじゃないの!私が授業聞いてないだけなの!
 だからどんどんわからなくなっちゃって」
「ちゃんと聞いてなきゃダメじゃないか!」
「だって…だって…、私…先生の事ばっかり見ちゃって
 授業に集中できないんだもん…」
「高橋…」

とかいう事があればいいなー。

あ、女子生徒ってほとんどいなかったっけ。


先生日記 その2

就職先に提出するために健康診断書が必要だった。
そのため、近くの医者に健康診断を受けに行ったときの事。

「じゃあ、このコップに尿を入れて検尿窓口に置いてきてください。」
「はい」

検尿はトイレで行うが、ちゃんと壁に検尿後の紙コップを置く窓が開いていて
わざわざ尿の入った紙コップを人のいる受付まで持っていく必要はないのだ。

そして検尿のためトイレに入ったが、出ない!
そう言えば、医者に行く直前にトイレに行ったんだった。
尿検査をする事は知っていたのに
うかつだった。

しかし出すしかない。
普段はバイトをしているので、休みである土曜日しか医者に行く暇はないのだ。
出せ、出すんだ。
人間は8割が水分でできている。
そのうちの数%でいいのだ。
それをこの紙コップの中に出すのだ。
今出さないで、いつ出すのだ。

体の底から絞り出した尿は、紙コップの底に約3ミリほど
たまっているのみ。
もうこれ以上は出せない。
とりあえず、紙コップを窓の所に置いて、トイレを出た。
いつ、「これじゃ足りません」と言われるかとドキドキしながら。

でも結局、その量で尿検査はできたらしい。
特に文句も言われなかった。
現在の医学ってスゴイね。


先生日記 その3

私は背広をひとつしか持っていないので
仕事用にもう一式、買う事にした。

でも背広って信じられないくらい高くて、
とても自分では買えないので
母親を連れていって買ってもらった。

いや、ホントに買って欲しかったのはドリームキャストなんだけどね。


先生日記 その4

先生になってからは、「初めて」がいっぱいだ。
初めての新年会、
初めての背広出勤(前の会社は私服で仕事してた)、
初めてのハードディスク交換、
初めての授業。

もうドキドキ


先生日記 その5

コンピュータ系の専門学校のためか、
学校には女性の先生はほとんどいない。
しかし、事務の人はほとんど女性だ。
事務の人は内部的な作業や、
学生の検定申し込みの受付などいろいろな仕事をするため、
学校のロビーにずらっとガラス越しに並んでいる。

ちなみに左に行くほどかわいい

でも、こんな事言ってると、
学校関係者にバレた時、めちゃめちゃヤバいね。


先生日記 その6

前の会社では私服で仕事をしていたため、
背広はもちろん、Yシャツやネクタイなどもあまり持っていない。
今の仕事が始まる前に急いで服を買い集めた。
現在の合計、背広が2着、Yシャツが3着、ネクタイが4本だ。
やはり少ない。

でも、2×3×4=24で、組み合わせは24通りだ。
約一ヶ月は違う組み合わせでローテーションできるぞ。

コーディネートを無視すればね。


先生日記 その7

クラスの生徒、一人一人はいろんな性格の人がいるのだろうが、
クラスとしてまとまったときも、それぞれ性格がある。
4組は友好的な雰囲気がする。
一番、生徒から話しかけられる割合が多い。
2組は男子校のような雰囲気だ。
疲れているのか、単にダルいのか、居眠りする生徒が目に付く。
3組は非常に真面目で、きちんとノートをとっている生徒が多い。

4組にかわいい子を見つけた。
もちろん、生徒だが。
3年に一人の上玉だ。

しかも私の話す事に、いちいちうなずいてくれるので
好感度アップ!
おっしゃー!大好きだー。


先生日記 その8

「先生ー」

2時間授業の間の休み時間に女子生徒が叫んでいる。

「先生ー」

また叫んでいる。

あっ、「先生」って、私の事だ


先生日記 その9

呼ばれた女子生徒に質問をされ、それに答えていると
席を外していた「3年に一人の上玉」さんが帰ってきて、話に加わってきた。

こ、これは!!
女子は常にグループで行動するの法則」だ。
(女性に対する法則、第72番)

私に質問してくれた女子生徒、ナイス。


先生日記 その10

私の専門学校の事務の人が
「左に行くほどかわいい(非常に危険な発言)」というのは
以前の先生日記で書いた。

先日の朝、出勤する時に一番左端の人と一緒になった。
すなわち一番かわいい人(右端の人には聞かれたくない発言)である。

私が学校へ向かって歩いていると
「生島先生ー」
と声がかかった。
振り向くと、ま、まぶしい!
さすがに間近で見るとかわいさが目に染みる。
しかも校内にいる時とは違い、私服である。
いつも制服を着ている人の私服姿って最高!

「おはよーございます」

声もかなりかわいい。
はぁ、体がとろける。

「いえ、後ろ姿見て、ずっと生島先生かなーって
 思ってたんですけど」

って事は、ずーっと後をつけていたんですね。

「授業はどうですか?」
「ええ、とりあえずうまくいってると思うんですけど」
「そうですかー」
「はい。でも生徒と歳が近いんでねー」
「そうですよねー。まだお若いんですよね」
「え〜?(あなたも)若いじゃないですかー。
 おいくつなんですかー?」
「24歳ですー」
「全然、若いじゃないですかー」

世の中にこんな24歳がいたとは…。
まだまだ捨てたもんじゃないな。

はぁ、もっと学校までが遠ければいいのに…。
いや、むしろドラクエ2のラストダンジョンのように
無限ループになっていて欲しい。

しかし、やがて学校に着いてしまった。

「では、がんばってください」
「ハイ」

ふぅ、朝からいいスタートの一日だ。
めざましテレビの占いで1位になった日よりも
いい事がありそうな予感。

あっ!!
し、しまった!!
私は彼女の名前をまだ知らないのだ。
あー!なんで名前を聞かずに年なんて聞いてるんだー!


先生日記 その11

今朝の出勤時に一緒になった事務の女性の特徴を
先輩の先生に話すと、彼女の名前がわかった。
さすがにここで本名を出すわけにはいかないので
仮に事務の「マリア」と呼ぶ。

「いやー、マリアさんて言うんですかー」
「うん。でも彼女はダメだ。売却済みだぞ

なにー!!
噂には聞いていたが、本当だったのかー!!
言い伝えは真であった…。(「風の谷のナウシカ」より)

でも大丈夫。
指輪交換の直前に教会に乗り込んで
あなたをさらっていきます


先生日記 その12

私の教えている生徒は1年生なので
基本的に19歳だ。
私が21歳なので2歳の差があるわけだが、
私自身はほとんど歳の差を感じていない。

21歳と19歳。たいして違わない。
私が3歳の時、彼らは1歳。
私が小学5年生の時、彼らは3年生。
まったく歳の差なんて感じない。

でも、私が高校2年生の時、彼らは中学3年生。
私が九九を言えた時、彼らはひらがなを習っていた。
私は成人だが、彼らは未成年。
うむむ。
そう考えるとやはり歳の差は大きいのか。

私はどちらかと言えば、他の先生方との方が
歳の差を感じる。
かなり年上の先生もいるし、とにかく頭が上がらない。

でも、私と仲のいい先生とはほとんど歳の差を感じない。
だって精神年齢が近いから

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