Xbox360「ファイトナイトラウンド3」
スポーツゲームはまったく買わないのだが、 このゲームだけは先輩が目をつけたのをきっかけに買ってみた。 これが非常に面白い。名作と言ってもいいぐらいに。
まずボクシングとしてきちんと戦えるシステム。
ボタンではなく右ステックでパンチを操作する。 右ステックを左上に倒せば左ジャブ、右上に倒せば右ストレート、 左から上までグルッと回せば左フック、右から回せば右フック、 左下から上まで回せば左アッパー、右から回せば右アッパー。 それに左トリガーを組み合わせて顔とボディを打ち分ける。
慣れるとパンパパンッとコンビネーションがつながる。 上体をスウェーして相手のパンチを警戒しつつ、 相手の空振りのスキをついて顔への左アッパー、 そのまま右ボディ、左フック。
一般の格闘ゲームと違い、ガードやスウェーを繰り返す相手に 思い通りに技が入ることはほとんどなく、 それが故に綺麗に決まったときの快感が素晴らしい。 「綺麗に入った!」という気持ちがしみじみわかる。 それに合わせて盛り上がる実況(英語音声・字幕なし)と観客。
手数が多ければいいのかというとそうでもなく、 パンチを出すたびにスタミナが減っていく。 効果の薄いパンチはバテるだけで意味がない。 辛いときには一旦離れてガードに徹したり、クリンチするのも有効。
そんなやり合いの中、相手の体力を奪うパンチが連続し、 渾身の左フックが決まると「メキョメキョ」と体にめり込む音がして しばらく観客の声がツーンと遠のく。 相手の体に浮いた汗とパンチの勢いからバテバテなのがわかる。
一旦、ボディにジャブを打ってガードを下げさせた後、 大振りの右フックが綺麗に相手の顔にヒット。 ガクガクと相手のヒザが折れ、マットに沈む。 (倒れるときのカメラワークが最高!)
スローモーションでリプレイ。 パンチが当たった瞬間、その勢いで頬に波が立ち、 汗がしぶきになり、血とよだれが混ざったものが口から飛ぶ。
何回かのダウンの後、KOを勝ち取る気持ち良さが まさにボクシングのそれなのだ。面白い。
そしてグラフィックが素晴らしい。 まさに実写と見まごうという感じで、 肌のテカり、布のシワ、背中あたりの肌のシミ、汗などが とにかく素晴らしい。 何もステータスを表示しない状態でゲームをしていると それだけでどっぷりと雰囲気に浸れる。
試合以外の部分はかなり地味なのと、チュートリアルが一切なく、 きちんと説明書を読んで練習しないといけないストイックさが これまた甘えを許さない感じでいい。 自分が上達していくのを実感していけるスポーツゲーム。
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