1980～1990年代に青春を過ごした私にとって
ビデオテープ特有のザラザラした画質には思い入れがあるのだが、
そういう映像を撮れるスマホアプリを見つけたので
東京旅行のついでに要所要所で撮影してみた。
VHSらしいノイズが走る映像の中に
近年建てられたビルや最新の電子機器が映ると
時代感覚が狂わされて面白い。
ごく最近の東京をVHSのビデオカメラ風に撮影してみた
「なぜ蝋燭の灯は消えたのか」をプレイしました
1000円で大満足できる自宅謎解きをプレイしてから数日後、
ホテルに泊まりこんで楽しむ謎解きに挑戦してきた。
リアル脱出ゲーム 感想その104
「なぜ蝋燭（キャンドル）の灯は消えたのか」
nonfictiongame.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com
これは品川プリンスホテルの
夕食付き宿泊プランとセットになった謎解きで、
未解決事件の調査に協力していくというもの。
14時以降ならいつでもチェックインできるが、
夕食が19時に固定されている上に
それまでにある地点までゲームを進めておくのが望ましいため
あまり遅くならないうちに始めた方がいい。
今回、別に用があったため15時過ぎから始めたが、
３時間半ほどのプレイでは間に合わず、
とりあえず中断してレストランに向かうことにした。
ディナーはフレンチのフルコースで
それ自体も今回のゲームに絡めてあるが、
食事中に謎解きや情報集めをする必要はなく、
世界観に浸るための演出だと割り切って料理を楽しめる。
ただし、夕食時に入手するアイテムはクリアに必須なため
食事をすっぽかすと解けなくなってしまう。
また、コースをすべて食べ終わるのに２時間以上かかるので
プレイが再開できるのはせいぜい21時半といったところだろう。
ゲームは翌朝６時30分がタイムリミットになっているため
場合によっては夜更かしして取り組む覚悟が必要で、
夕食前にちょっと謎解きを楽しむ、などというボリュームではないし、
日中に体力を使い果たして眠くなってしまうのも避けるべきだ。
プレイ中はホテル館内をウロウロすることになるが、
品川プリンスホテルは建物が４つに分かれているので
問題を解くたびにいちいちエレベーターで１階まで下りて
まあまあの距離を歩かないといけないところが難点。
割とがんばって移動したあとに
ついさっきいた場所の近くに戻るような場面が多々あり、
エレベーターに乗っている時間と歩いてる時間で
合計１時間ぐらいになるんじゃないかと思ってしまった。
各問題の解き心地はまずまずだが、
途中で何度もやらされる作業だけは
単に面倒なだけで知恵も発想も求められないため、
毎回イライラするだけで苦痛だった。
また、館内に設置された情報を見ながら考える場面では
他のプレイヤーとタイミングが重なるとかなりやりにくい。
正解の手順が意図せず目や耳に入ってしまったり、
見たい情報にすぐ接触できないストレスが生まれる。
いずれにしてもあとでその情報を確認できるように
その場で問題が解けたとしても写真に収めておく方がいいだろう。
（でないとまた見に行かないといけなくなる）
結局、夕食前までの問題に４時間、
夕食後の謎解きに１時間半ほどかかって
なんとかクリア画面まで到達した。
特に夕食以降の問題はやりごたえがある上に
ホテルという舞台を活かした
かなり凝った造りと展開で非常に感心させられた。
クリアしたかどうか区別しているのかはわからないが、
翌朝の朝食会場でキットを提示するとエピローグがもらえる。
シリアスなストーリーで不安だったものの
最後は綺麗に終わってスッキリした。
高価なフレンチディナーを強制されることになるが、
朝食と夕食と宿泊と謎解きがセットで３～４万円、
チェックインから寝るまでたっぷり楽しめることを考えると
謎解き好きには悪くない内容だったと思う。
－無料でプレイできるオンライン謎解き公開中－
nobodyhotel.hateblo.jp
「DeTESTive」をプレイしました
LINE上で展開するコンパクトな謎解きに満足したあと、
再び同団体の自宅謎をプレイした。
リアル脱出ゲーム 感想その103
「DeTESTive 」
これはDetectiveとTestを組み合わせたタイトルで、
一人前の探偵になるための研修の最終試験として
過去に起きた事件の解決に挑戦するという謎解き。
わずか1000円という価格設定なのに
キットの中にどっさりと用紙が入っている贅沢な造り。
かなり早いテンポで新しい封筒が開けられるのも
謎解きの進捗を実感できて気持ちいいし、
LINEを通して試験監督とやり取りする際も
一度に表示される文章のボリュームも適切で読みやすい。
提示される小さな謎をサクサク解きつつ
情報が少しずつ結びついて
事件の犯人につながっていく過程は面白いし、
先入観を利用した引っ掛けがあって刺激的だった。
最終的に１時間40分ほどでクリアしたが、
謎の納得度においてもストーリー構成においても満足度が高く、
これで1000円というのはあまりにお買い得。
ヒント機能も進捗状況に合わせて自動的に切り替わるので使いやすいし、
上級者向けが多い「AnotherVision」の作品の中でも
初心者に薦めやすい難易度と完成度だった。
－無料でプレイできるオンライン謎解き公開中－
nightschool.hateblo.jp
急に関西人になってしまった男の毎日が面白い
関西地方のローカルCMを代表する関西電気保安協会だが、
「ある日突然関西人になってしまった男の物語」が最高に面白い。
大阪周辺に語り継がれるノリが詰め込まれた全12話で
馴染みのあるネタの数々に笑ってしまう。
動画を見つけたのは数年前なのだが、
それ以降、定期的に思い出して見直している。
広告削除のオプションに課金しない人に広告を見せても無意味
最近のスマホゲームでは無料で遊べる代わりに
定期的に広告が挿入され、それを見なくて済むための
課金オプションが用意されている場合が多く、
先日、Amazonプライムビデオでも
同様の広告なしプランが導入されることが発表された。
料金を支払うことで快適なサービスを受けられるというのは
一見、理にかなっているように思うが、
見た人に購入意欲を抱かせるという
広告本来の目的を考えるとどうだろう。
広告を消すためのわずかな出費を嫌うような人は
広告を見ても商品やサービスを購入しないのではないか。
そうなると金払いのいい人には広告を見てもらえず、
客にならない層にばかり広告が流れることになる。
宣伝効果が低いなら広告主は撤退するだろうし、
こういった削除可能な広告モデルは
いずれ成り立たなくなるかもしれない。
