この年末年始はカナダの西海岸にあるバンクーバーで過ごした。

これまでハワイグアムアメリカ西海岸とアメリカ領土ばかりだったので
今回のカナダが海外旅行2ヶ国目となる。


ちなみにAppleWatchは設定次第で
日本時間と現地時間と残り飛行時間(タイマー)とが同時に見れるため、
行き来の機内で非常に役立った。

これまでアメリカとカナダをほぼ同一視しており、
狩猟やカヌーを楽しむような自然が多いイメージぐらいしかなかったが、
実は(当然ながら)いろいろと特徴があった。

まず、面積はアメリカよりやや大きくて日本の26倍もあるのに
人口は日本の4分の1しかいないというガラ空きっぷり。
バンクーバーという都市部であっても道の広さに比べて人が少なく、
混雑を味わわなくて済むのは非常に快適だった。

アメリカと同じく交通の流れは非常に優秀で、
赤信号でも常時右折可な点や歩行者信号の点灯時間が非常に短いことで
車の行き来があまり妨げられず、どんどん流れていく。
アメリカよりも車のクラクションを頻繁に聞いたが、
歩行者に対しては至極紳士的で日本も見習って欲しいところ。

バンクーバーは海岸沿いで標高は低いが、
緯度が高いので日本で雪が降った日ぐらいの寒さを感じた。
ただ、薄着の外国人も多く、傘もあまり差さないようだ。
日本ではファッションの一部と割り切られているフードだが、
実際にかぶって雨や寒さをしのいでる人を何人も見かけた。

イギリスとフランスの植民地だった歴史の関係で
英語とフランス語の両方が公用語となっており、
町なかの案内表示でもフランス語が添えられている。
会話はほぼアメリカ英語だが、表記はイギリス英語も多く、
日本人からすると「centre(センター)」などのスペルに違和感を感じるだろう。

カナダドルは紙幣が5ドルからしかなく、
チップを1ドル渡したくても硬貨を使うしかない。
(アメリカではチップをコインで払うのは失礼だと聞いたので
 カナダでどうしたらいいのか、と悩んだ)

また、1セント硬貨は廃止されたため、
5セント未満を現金で支払う場合は切り上げ・切り捨てになるというのも驚き。
基本的にすべての行為がカード払いできるので
現金は50ドルほどあれば十分だと感じた。これは日本より便利だった。
(100ドル紙幣を一般の買い物で使おうとしても嫌がられる)

ただ、驚いたのはカード払いの意思を示すと
カードの読み取り端末ごと手渡される文化。
日本だと暗証番号を打ち込むところだけを操作するが、
カナダではどの店も待ち受けの状態でいきなり手渡され、
「↓English French↓」と言語選択するところからやらされた。
カードの挿入やチップ代金の上乗せ度合いまで全部自分でやるので
機械や英語に不慣れだとかなり戸惑うと思う。
チップの割合はどの旅行本でも解説してるくせに
カード端末の操作に関しては現場で初めて知って驚いた。

もうひとつ戸惑ったのはウェイターがいるタイプのレストラン。
今思えばアメリカでも同様だったが、
カナダではテーブルごとに担当ウェイターが厳密に分けられており、
日本のように適当なスタッフに声をかけても
担当ウェイター以外ではまったく受け付けてくれない。
ウェイターは自分の担当テーブルを定期的に見回っているので
追加注文や会計の手配などはそのときにする。

別のスタッフに頼んでも担当者を呼び出してくれたりはしないし、
運が悪いとなかなか担当者が来ずに待ちぼうけになる。
おそらくそのテーブルのチップが担当者の収入となるため、
担当以外のテーブルに関する業務は一切してくれないようなのだ。
このときばかりはどのスタッフに何を頼んでもうまく叶う日本が恋しくなった。

メニューが文字ばかりで料理が想像しにくかったり
ドリンクメニューがなくて何があるか聞かないとわからなかったり
おしぼりがなかったりと、レストラン周りは日本の方が居心地が良い。

文化の違いと言われればそれまでだが、
海外旅行に行くたびに日本の過ごしやすさを改めて認識する。