立て続けに2冊のKindle本を出版したが、
昔作ったフリーソフトの開発時以来、久々に創作作業に没頭した。
「ブログ記事をまとめるだけなら楽でしょ」と思う人はいるだろうし、
私も最初はそういう感覚だったが、まったくとんでもない話だった。

過去の膨大なプチメタ記事から関連するものを全部あさり、
コピー&ペーストで原稿用テキストファイルに貼り付けたあと、
Web用に改行されまくった文章から改行を除き、
段落ごとに最初の文字を字下げする。
さらにどこかのWeb記事へリンクして言及したものや
愚痴のように数行だけ書いた内容は
それぞれ単体で意味がわかるよう新たに文章を書き起こす。

この段階で電子書籍用の原稿データにコンバートして
自分のiPadに送り、本として自分で読んでみる。
実際に本として読んでみると表記の揺れや誤字脱字、
意味の取りにくい文章がわかるので
そこを逐一パソコンで直しながら読んでいく。

短編小説アドバイス本も原稿としては5万文字ほどあるので
原稿用紙なら120枚を超えるボリューム。
iPadとパソコンを並べながら修正作業をし、
推敲の1周目を終えるだけでも数時間かかった。

最後まで行ったら再度、原稿データをコンバートし直して
またiPad上で読んでいく。
誤字脱字は1周目でほぼ修正されているものの、
カギカッコの有無や句読点の位置、文節の順序などは
2周目になるとまた違和感を感じたりして悩む。

こんな感じで何周かの推敲をするだけでもかなりの余暇がつぶれるが、
さらに本の表紙を制作し、本の紹介文を書き、
きちんとした一冊に仕上げるまではなかなかの重労働だった。
完成するまではなかなか寝付けず、
深夜や早朝に思い立って作業したりした。

350円という価格は本としては安いが、
個人のKindle本の相場としてはやや高めとなる。
買ってくれた人に損した気分を味わわせないよう、
精一杯の完成度まで仕上げたつもりだ。