不登校・引きこもりの親の責任はどこまでか?

不登校・引きこもりの支援団体のサイトだが、
このページのQ&Aを読み進めるだけでゾクゾクする。

後半の質問になるほど親の甘えと不安が顕著になるが、
それに対してズバッと辛辣な答えが書かれているのが素晴らしい。
おそらくはこれが真実で、それを隠さないところに誠意を感じる。

長期間ブランクの空いた人間がどういう評価をされるか
普通の社会人だと簡単に想像がつく。
だからこそ早い社会復帰がもっとも難易度が低いのだが、
「優しいことの何が悪いんですか?」
「動きたくても動けないお子さんもいるのではありませんか?」
「自分は厳しい態度で接しているつもりなのですが……」
「逃げ癖のある子供で困っています」
などの質問に親の過保護ぶりが見える。

私も仕事で何人もの学生を受け持ってきたが、
学生に逃げ癖があり、保護者がそれを許すようだと
教員や周囲の人間はまったく手が出せない。

「学校に行く気がないので退学します」
「就職活動が辛いので就活はやめます」
「卒業後はバイトでもしながら仕事を探します」
こんなことを言い出す学生が毎年いるのだが、
いくら反対したところで本人も親もその気なので、
教員だけが批判者のようになるのだ。

専門学校を辞めてから社会復帰の努力をするよりも
専門学校にまともに通って社会性を身につける方が簡単で早い。
アルバイトを始めることは簡単だが、
一旦フリーターになった後で希望通りの職に就くのは難しい。

決断の時期を先延ばしにするためだけに舵を切っても
どこかで決断しないといけない時期が来る。
その現実を親が直視し、子供に教えてやることこそが愛情なのだ。


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