大学1年生のとんでもない勘違い(PDF)
素晴らしい内容。一分のスキもない。
20歳近くになっているにも関わらず、
受け身・甘えが抜けない学生は本当に多い。
授業に出席さえしていれば目的は果たせていると思っている。
〆切を過ぎても謝ったら許してもらえると思っている。
以前書いたノートをうまく活用できないのも特徴で、
板書内容をプリントで配布して欲しいと希望されることも多い。
しかし、口頭説明が省かれたプリントにたいした価値はないし、
他人が要約した結果を覗いただけで理解した気になるのも間違いだ。
(そのため、勉強の仕方がわかっている学生は
プリントが欲しいと言ってこない)
設定されていた〆切や予約に1分でも間に合わなければ
予定されていた行為は無効となる。
世の中のすべてはそういうルールで動いている。
1分ぐらいなら謝れば許してくれる、というのはただの甘えで、
1分でも5分でも1時間でもまったく同じレベルで無価値である。
〆切を遅れたことを長々と謝罪したり
クレームをつけたりする学生がいるが、
結果がくつがえることはないので、まったく意味のない行為である。
約束を守れないような相手とは付き合いを持続する必要がないのだ。
最近の学生は、高校を出るまでに
大事に大事に大事に対応されてきたために
社会のルールに合わせた言動が期待される大学・専門学校で
大きなギャップを感じることになる。
厳しい対応をされると相手を嫌な奴だと考え、
敬遠したり非難したりするが、大間違いだ。
間もなく社会に出る自分に対して、
世の中とのギャップを埋めるために叱ってくれる人は
本当に貴重な存在であり、一旦、社会に出ると
ミスを怒られることはあっても
自分の成長のために叱ってくれる人は激減する。
私の教え子たちにも早く「大人」になって欲しい。
社会で恥をかかないように、
学生のときに叱られた機会を成長の糧にするのだ。