次は出会ったこと自体に非常に感激した銃。M1ガーランド。
第2次世界大戦で活躍したほど古い銃で、
「プライベート・ライアン」にも登場する。
このやたら長い形状とスリングベルトが付いている様子は
ゲームや映画で観たまま。マガジンではなく、「クリップ」と呼ばれる枠組みに
弾を半分挿し込んだ状態で用意し、
そのクリップを銃の上側から挿入する。
撃ってみるとかなり反動が大きい。しかも先端が重く、
スタンディングポジションで3つ目のライフルともなると
銃を支える左腕が限界に近い。
しかし左腕が下がると目標が狙えないため、
気合を入れて銃を持ち上げる。全弾撃ち終わると、先ほど挿入したクリップが
銃の上部から跳ね飛び、地面で「キーン!」と音を立てた。
これもM1ガーランドの大きな特徴なので、感激である。つづいてショットガン。
ショットガンはマガジン式ではないため、
「ショットシェル」と呼ばれる円筒型の弾を直接、銃に挿入する。今度は30メートルほど先に吊るされた、
洗剤か何かのボトルを狙うように言われた。
リアサイトがなく、フロントサイトのみで大まかに的を狙うが、
これが面白いように当たる。
今までのライフルはなんだったんだと言うほど、
ものすごく簡単に当たる。撃つたびに左手でフォアエンドをスライドするが、
それに合わせて銃の右側から空になったシェルが飛び出し、
まさに「映画でよく観るシーン」が
自分の手で行われていることに感激した。
全弾撃ち終わると「オミヤゲー!」と言いながら
私の撃ったシェルを手渡してくれた。まだ温かい。今まで銃としてはアサルトライフルの方が圧倒的に好みだったが、
この射撃体験によってショットガンの株が一気に上がった。つづく。