テルマエ・ロマエ<全6話>

2012年2月3日18:42【カテゴリ : DVD(た行)


同名のマンガを原作としたアニメ。

1話15分と短いテンポでどんどんエピソードを消化していくが、
これは原作のテンポにも合っていて悪くない。
ただ、FLASHアニメとして作られているためか、
動きが少なく、大雑把な部分も多い。

また、シリアスなシチュエーションで
ものすごく真面目な主人公がバカらしい行動を取るところに面白さがあったのに
背景にふざけたキャラクターが横切る演出は非常に冷めてしまう。
「笑わそう」と狙っている部分を感じてしまうノリは
この作品には合わないように思う。

原作を知らない人には非常に新鮮な内容で
一定の面白さも感じるだろうが、アニメを気に入ったなら
ぜひ原作マンガを読んでほしい。

【同シリーズのレビュー】
テルマエ・ロマエ(マンガ)


ARMORED CORE V(アーマード・コア ファイブ)

2012年2月2日19:05【カテゴリ : Xbox360(あ行~た行)


全10のストーリーミッションをクリア。
全83のオーダーミッションをクリア。

人型の兵器を自分好みにカスタマイズし、
与えられたミッションをクリアしていくロボットシューティングシリーズ。
武器の違いだけでなく、2本足だけでなく4本足やキャタピラなど脚部や
ロックオン性能、エネルギー容量などの内部的なパーツまで
プレイヤーの好みによってかなりの組み合わせがあり、
それに合わせて見た目が変化するのは楽しい。

今回はオンラインで他人とチームを組んだり
ともに出撃をするスタイルを前提としており、
1人でミッションに挑戦しているときも
他のメンバーが何をしているかが表示される。
また、オフラインでプレイしたときもチーム編成を求められる。

操作やシステムが独特な割に序盤の説明が不十分で、
ゲージの読み取り方や装備、操作方法に関して
最初はとっつきが悪すぎるし、説明書を読まないとわからないこともある。

マップ上に「ストーリーミッション」と「オーダーミッション」のアイコンが散らばっており、
いつでも何回でも好きなミッションに出撃できる。
流れとしてはオーダーミッションを順にこなして資金をため、
より強い装備に買い換えていくことを想定しているようだが、
そのあたりの説明がないので、ストーリーミッションを順に挑戦していくと
あまりの難易度上昇に驚くことになる。この辺は非常に不親切。

新たな装備を購入するためのショップ画面で
現在の装備の確認や、購入した装備の付け替えができないのは非常に不便だし、
Bボタンで装備のカテゴリを変更する仕様はあまりにもわかりにくい。
サーバーが落ちてしまうと無条件にタイトル画面まで戻されたり、
タイトル画面からワールド画面に行くまでの待ち時間も長すぎる。

さまざまな装備を付け替えて自分だけのマシンを作るのは
凝り性な人ほど楽しく感じるし、奥の深さもあるが、
プレイし始めの敷居の高さと、理解させるための工夫不足、
直感的でないメニュー構成などいろいろな不便が残っているのは問題。
そのあたりを耐えつつ慣れていける人、またはシリーズファン向けの作品。


スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

2012年2月1日15:53【カテゴリ : DVD(さ行)


売れないバンドの一員である少年スコット・ピルグリムが
とある女の子と付き合い始めようと思ったら
次々とその子の元カレが襲ってくる話。

もともとアメリカンコミックが原作のようだが、
実写映画の中でもマンガやゲーム的な表現が頻出し、
非常にダイナミックな演出が続いて楽しい。

ただ、勢い先行でストーリーとしては大きな魅力はなく、
単にドタバタしているだけのようにも感じてしまう。
主人公が惹かれた女の子もそれほどかわいく感じないので
ノリはいいが完成度としてはいまひとつだった。


医龍<全25巻>

2012年1月31日10:48【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


日本の大学病院を舞台に、日本の医局の問題を取り上げた話。
さまざまな現実問題をもとに大学病院の本質を暴き、
人間心理を突いた展開が続く。

天才的な技術を持つ医師を主人公に置く物語はたくさんあるが、
本作はそれだけに留まらず、登場人物それぞれの個性を活かし、
多くの見せ場を提供している。
特に研修医の伊集院は人間的な弱さを持ちつつも
確実な成長としっかりとした覚悟を感じさせてくれる。

病院内の派閥による本音と建て前、戦略、
また、医療に関する理想と現実など
非常に深く切り込んでいて読み応えがある。

読み出すと止まらないほど強い惹きがあり、
医療に詳しくない人でも大きな魅力を感じるマンガ。強くオススメ。


洋菓子店コアンドル

2012年1月28日15:25【カテゴリ : DVD(ま行~わ行)


人気の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」に
田舎から来た少女が突然やってくる話。

全体的に非常に退屈で、面白味を感じない内容だった。
やたら自分勝手な主人公に始まり、
描写が不十分で特徴のわからないスタッフ、
影の薄い伝説のパティシエ。

調理服のまま地べたに座り込んだり、
髪の毛を帽子に収めないまま作業したり、
作業台に座って本を読んだりと、
調理師としての意識が低く感じられる場面もあって
これが本当に人気店のスタッフなのか疑問だ。

田舎とはいえ、ケーキ屋の娘として過ごしつつ腕がない主人公が
なぜコアンドルでは短期間でいきなり素質を発揮したのか、
また、なぜ老婦が主人公のケーキに惹かれたのかもわからない。
頻繁に口論する場面を見せられてウンザリするし、
登場人物に感情移入できないまま消化不良で終わった。


PGR 4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-

2012年1月25日08:55【カテゴリ : Xbox360(な行~わ行)


難易度イージーにてGothamキャリアで1位を獲得。

実在の都市を舞台にしたコースを
実在の車で駆け抜けるレースゲーム。
ドリフトやジャンプなど、イカす運転をしたときに
「KUDOS」と呼ばれるポイントがたまり、
それによって新たな車をアンロックしたりできる。

車種によってはひどく曲がりづらかったり
パワーがありすぎてスリップしたりとクセの強いものもあるが、
あまりサイドブレーキを使わず、しっかりブレーキングをしていくことに慣れれば
レースゲームが苦手な人でも難易度イージーなら圧勝できる。

実際の都市を再現したグラフィックも見応えがあるし、
ロード時間も短く、サクサクとプレイできるレースゲームとしては優秀。
反面、コースごとの大きな変化はないので
旅行や車が好きでないとそこまでの魅力は感じないかもしれない。


借りぐらしのアリエッティ

2012年1月23日09:56【カテゴリ : DVD(か行)


療養のために郊外の古い屋敷に生活を移した少年と、
その家の床下に住む小人との交流の話。

「借り(狩り)」と称して人間に見つからないように
家の中から食材を拝借する冒頭部分はなかなかに面白いが、
人間に見つかって以降は人間のガサツな部分や
共存不可能な関係ばかりが強調され、
どうにもスッキリしない印象が続いた。

特に家政婦は嫌悪感を感じるキャラクターで
最後まで後味が悪い。
執拗に小人を追い詰める人間にも
消極的な解決しかしようとしない小人にも感情移入しにくかった。

小人たちの生活の様子や工夫された道具の使い方は面白かったが
ストーリーとしてはひどく単純で
小人の存在が単なる害虫・害獣と変わらない描かれ方なのは残念。


逃走中3 -run for money-

2012年1月22日10:47【カテゴリ : DVD(た行)


芸能人やスポーツ選手が「逃走者」として参加し、
限られたエリア内で「ハンター」と呼ばれる追跡者から
一定時間逃げ切れば賞金を得られる鬼ごっこゲーム第3弾。

今回はお台場周辺を逃走エリアとして設定し、
しかも特定の建物内も利用可能ということで
屋内での逃走劇や隠れ方が楽しめたのは新鮮。
随時、逃走者に指示されるミッション内容も面白く、
変化があって面白かった。

ただ、残り時間が0になった時点で逃走成功というルールは
ねじ曲げて欲しくなかった。
どうにもスッキリしない部分があり、確保された参加者が浮かばれない。

【同シリーズのレビュー】
逃走中 -run for money-
逃走中2 -run for money-


うしおととら<全33巻>

2012年1月21日10:36【カテゴリ : マンガ(あ行~た行)


寺の息子である潮(うしお)が蔵の地下で
槍によってつなぎとめられていた妖怪「とら」を解放してしまい、
いがみ合いつつも2人で様々な妖怪を倒していく話。

作者の連載デビュー作品でもあり、
序盤はまだまだ絵に稚拙な部分があるが
一話完結型で読みやすく、また徐々に全貌が明らかになる大筋も面白い。

少年向けのマンガらしく、少し子供っぽいノリが多いが
徐々に高度化していく戦闘シーンや
過去の登場人物をうまく使った展開は良い。

16巻(エレザールの鎌が暴れるあたり)からは特に面白くなり、
狂気じみた迫力が感じられるし、
27巻以降の最終決戦ではクライマックスにふさわしい規模と迫力が感じられ、
一気に読んでしまう勢いがあった。


つぶやき平家物語

2012年1月20日11:33【カテゴリ : 書籍


短い文章を気軽に書き込めることで人気のTwitterのスタイルで
平清盛や源平合戦など平家に関する歴史を紹介した本。

そのアイデアとしては非常に面白いし、
日本史の授業が苦手だった人や、細かい部分を忘れてしまった大人が
その復習を目的に手に取りそうな見た目をしているが、
残念ながら中身はあまりとっつきのいいものではなかった。

左側のページはその事柄に関する文章が普通に書かれているが、
これは社会の教科書のような感じで、
長く、親しみにくい文章で日本史が苦手だった人には辛い。

また、右側は確かにTwitter風の体裁で表現されているが、
Twitterの仕様の基礎知識や、2ちゃんねるをベースとする
ネットスラングが頻出するため、そういった予備知識がない人には辛い。
つぶやきは歴史上の人物の個人的な感想が中心なので、
その事柄の全体像をつかんでいないことには状況がわからない。

となると、もともと平家に詳しく、
なおかつTwitterやインターネットに精通している人しか楽しめないのだ。
グレーの背景に彩度の低い色で文字が書かれていたり、
Twitterのアイコンがモノクロで見分けにくいなど、
本としての仕上がりもやや甘いように感じる。

個人的にはもっとサクサクと理解できるような工夫を期待したが、
左側のページを見ただけでもう読むのが面倒になってしまった。
右側は読みやすいが、ひたすらネットスラングが多く、
ふざけすぎているように見えて個々の人物に感情移入できなかった。