ある辺鄙な島の大統領となり、島を発展させていくシミュレーションゲーム。

一見、「シムシティ」や「A列車で行こう」シリーズのように見えるが
至るところにブラックジョークが仕込まれており、
それでいてかなり細かい要素が絡んでくる。

基本は島の中で農業や牧場によって食糧を生産し、
島の住民たちの分を除いた余りを輸出して収入とする。
ただ、そのための施設を無尽蔵に建てるだけではうまくいかず、
農場に国民が入り、そこで生産したものを港まで運ぶ必要がある。
この作業を徒歩でやらせると時間も体力も消耗するため、
それぞれの近くにガレージを配置して車で移動させたり、
給料を上げて仕事の質を上げたりといった配慮が必要。

仕事の内容によっては高卒や大卒の資格がある国民に限定され、
そういった国民を作るために学校を建てる必要も出てくる。
(ただし、その教育をする最初の人材は国外から呼び入れる)

あまり無茶をするとクーデターや起こったり国民が不満を漏らすが、
それをカジノやパブなどといった娯楽で緩和するか、
秘密警察などによって首謀者を排除するかも大統領の自由。

定期的に大統領選挙が行われるが、
落選しないために一時的に福祉や食糧を優遇すると
一気に得票率が上がったりする(当選したらすぐ解除する)。
もしくは汚い手によって一定数の投票を集めることもできる。

とにかく、政治や経済の裏側まで含めてきっちり再現されており、
そのあたりの奥の深さからハマる人は思い切りハマるだろう。

ただ、最初のとっつきがかなり悪く、
一気に説明されるチュートリアルだけではなかなか感覚がつかめないため
最初の何プレイかはコツをつかむためと考えた方が良い。
限られた期間内に目標を達成するキャンペーンは
島の地形も複雑だったり、結構な歯応えがあるので
サンドボックスモードの「ランダムアイランド」で
自由に難易度を調整しながら練習すると良い。

残念なのはフリーズすることがあり、特に処理が重くなってくると
開いているはずのメニューが表示されなかったり(操作には反応する)、
唐突に止まってしまったりすること。定期的にセーブしないと危険だ。
それと、道路を敷く際の操作性が悪く、なかなか思い通りにいかないのも不便。

個人的にはキャンペーンモードは難しく、
ずっとサンドボックスモードでプレイしたが、
それでも徐々に慣れてくると好き放題に国を動かせて面白かった。
ある程度、シミュレーションゲームに慣れた人向け。