独特のCMで妙にひかれたゲーム。
こういう変わったコンセプトは興味が湧く。

基本的にはポケモン式ゲーム。
自分で集めた「菌」を育てて敵と戦い、話を進めていく。
菌の集め方や、組み合わせによって生まれる種が様々で
100種類以上の菌があるし、
駄ジャレをベースにした名前もわかりやすくてよい。

菌にはいくつかの属性や性質があり、
それを踏まえた一定の制限化での戦いが続く。
菌での戦いはタッチペンで囲んだ後、
移動先を指定するというシンプルなものだが、
移動力や繁殖力によって戦略が求められる。

と、書くとかなり面白そうに思えるが、
実際クリアするまでプレイしてみると、結構疲れた。

多数の菌があるものの、
全部をまんべんなく育てる時間はないので
どうしてもお気に入りの菌に集中して育成する。
となると、戦略的にも毎回同じ作戦を取ることになり、
だからこそ逆にストーリー上、戦闘に使う菌を指定されると
放置していた弱い菌を使わないといけないので
ストレスがたまる。

戦闘の舞台となるシャーレには
酸性・アルカリ性・高温・低温などの性質があるが、
それらを気にして複数の菌を使い分けるよりも、
特定の菌を圧倒的に強くした方が戦いやすい。
それよりも移動しづらいマップ構成のシャーレに
イライラさせられることが多かった。

全24章にもおよぶストーリーモードは
十分なボリュームがあるし、登場人物も個性的。
そのあたりは一見、子供向けのゲームだけれど
なかなかのクオリティを保っていると思う。

ただ、ゲームの性質上、ストーリーを進めるために
戦闘をしまくらなければならず、
話を進めるのにバトル、情報を得るのにバトル、
アイテムを取るためにバトル、マップを移動するのにバトル、
菌を手に入れるためにバトル、と
とにかくしつこいほどの戦闘シーン。

そして後半に行くほど戦闘の制限が多くなって
非常に面倒くさくなってくる。
レベルが高くなって思い入れが強くなった菌なのに
シャーレの設計のために思い通り動けなかったりすると
かなりイライラして、
このゲームの本編である戦闘が嫌いになりそうだった。

DSでは仕方がないとはいえ、
菌の数が増えると戦闘シーンが結構コマ落ちするので
タッチペンで菌を囲む作業がうまくいかなかったりもした。

発想はいいものの、個人的には
どうにもストレスに直結することが多く、
なんとかクリアまでは我慢したが、たぶん二度とやらないだろう。