難易度NORMALにて全9ステージをクリア。
全8種類のエンディングを確認。

悪夢に悩まされる主人公を操作し、最上段を目指して
一定時間ごとに崩れ落ちていくブロックを登っていくアクションパズル。

主人公はブロック1段分しか登ることができないが
ブロックを押すことも引くこともできるし、
自分の足場がないときにも縁につかまって移動することができる。
序盤で少しずつそのあたりのルールが語られるので
プレイしていくだけで自然と理解していけるのは良い。

辺の部分がつながっているブロックは落下しないというルールを軸に、
登るための階段を築くさまざまなテクニックがあるのだが、
さんざんネタが出尽くしたと思われるパズルというジャンルで
この時代にここまで奥の深い新作を出したことは強く賞賛したい。

悪夢に悩まされる男性がヒツジの姿で描かれ、
日常生活の様子とシンクロしている設定も面白い。
味のあるキャラクターのやり取りも魅力的で、
ムービーシーンではクオリティの高いアニメが展開する。
主人公たちがたむろするバーでの会話や
携帯メールの返信文を作る発想も素晴らしい。

当初、難易度の高さが話題になった作品でもあるが、
今は少し調整がなされ、難易度NORMALでも
枕1つでリトライが2つ増加するようになった。
結果的にリトライ回数を増やして備えることができる。

それでも罠ブロックや数回で崩れ落ちるブロック、
ライバルのヒツジなどは相当に嫌らしく、
上への段差を築くことに集中しすぎると注意力が散って
うっかり下に落ちてしまう事故が多発する。

特に各ステージの最終層ではボスキャラが下から追ってくるが、
単純に追うスピードが速いだけでなく、
非常に嫌らしい効果を持つ遠距離攻撃を上から降らすため、
それを避ける手間とブロック側のトラップへの注意と
段差を組み立てる頭脳が問われ、非常にキツい。
特定のステージで何十分もリトライを重ねることも少なくないが、
そういう状況すらも主人公たちが恐れる悪夢を再現しているとも言える。
幸い、リトライすると即座に始まるため、やり直す気力はなんとか保てる。

残念なのは操作性。
軽快なキャラクターの動きはいいのだが、
その場で向きを変えたいだけなのにブロックに登ってしまったり
意図しない方向にぶら下がってしまったり、
ブロックの背面に回ったときになぜか操作が逆になる仕様は
直感的に素早く操作する必要がある本作ではかなり致命的。

後半のステージでも新たなアイテムやルールを設けず、
あくまで既出のルール内で
テクニックを駆使すると解けるようになっているステージ構成は見事。
ヒツジたちが話し合う「技」はまさに目からウロコのテクニックばかり。

ボスステージの嫌らしい攻撃はもう少し緩和してもいい気がするが、
新しい感触のパズルゲームとしては優秀。
高い難易度に恐れすぎず、経験してみることをオススメする。

【参考になった攻略サイト】
キャサリン 攻略
キャサリン PS3/Xbox360 攻略Wiki