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読んでいない本について堂々と語る方法

タイトルから想像すると、「読んでいない本について、
いかに恥を書かないよう語るか」という話が書かれているように思うが、
実際には「読書」というものがどういうものかを分析した本。

本を読むことを趣味にしている人は多いし、
少なからず本を読んだ経験は誰にでもあることだけど、
とある本について「読んだ」「読んでいない」という区別だけではなく
「流し読みした」「読んだけど忘れた」「読んだ人に内容を聞いた」など
さまざまなパターンが考えられることを説明している。

それぞれ今までの経験を思い返すと納得できるものばかりで
本を読んだといえるのがどういうことかを考えさせられる。

もともと洋書が翻訳された本なので
登場する本やストーリーが海外の話や人物ばかりのため、
日本人にとっては馴染みがない情報も多いが、
読書について冷静に分析されているのは興味深い。

都合上、何かの物語の内容に沿って解説したり
誰かの経験談をベースに展開したりするので
今、どの作品についての話をしているのか、
どの段落が引用部分なのかを意識して読まないと混乱する。

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