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トロン:レガシー

父親の作った装置によって
コンピューター内部の電子的な世界に入り込んでしまった主人公が
そこで擬人化されたプログラムたちと戦う話。

1982年公開の映画「トロン」の続編となるが、
独特の専門用語が登場するのでWikipediaなどで
登場人物や用語の意味を読んでおくと混乱しにくい。

「グリッド」と呼ばれるコンピューター内部の世界観や
そこで戦う「ゲーム」の様子は非常に素晴らしく、
青やオレンジに光るラインのデザインが目を惹く。
特に主人公がグリッドに入って、ゲームで戦う場面は派手でカッコよく、
前作を観ていない者でも一気にトロンの世界観に引き込まれる。

ただ、ストーリーの後半部分は中だるみするし、
主人公の働きもパッとしないので感情移入しにくい。
終盤での敵との戦いも、どちらかというと父親が活躍するばかりで
主人公自身にどれほど能力があるのか実感できない。

最新の技術を使ってトロンの世界観を再現し、
グリッドでの派手なゲームの表現には成功しているが、
肝心のストーリー展開が残念で、後半以降は夢中になれなかった。

【関連作品のレビュー】
トロン:オリジナル

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