タイのバンコクを舞台に殺し屋である主人公が
そこで出会った人をきっかけに変化していく話。
序盤は冷淡ながら腕利きの殺し屋という雰囲気があるのに
安易に弟子を受け入れたり、女性に魅了されたりと
徐々にリアリティがなくなっていくのが残念。
人殺しの任務と人間らしくいたい感情とで
苦しむ主人公を表現したかったのかもしれないが、
どうにも中途半端だし、中だるみもする。
中盤以降は主人公の作戦も微妙で
そのやり方が一流の殺し屋の手なのか怪しくなってくる。
何より理解できないのがラストの行動。
結局なんだったのか、という感じで拍子抜けした。