新聞社を経営する資産家のバカ息子が
相棒とともにヒーローに扮する話。
冒頭からひたすらバカ息子っぷりが伝わってくる主人公で
その言動には感情移入できないが、
映画としては非常に面白い。
なにより相棒となるカトーの強さとメカニックとしての腕の高さ、
筋の通った言動が頼りになるため、
影の主人公とも言える。
全体的にバカ映画の雰囲気が漂っており、
無茶苦茶な展開を確かな技術で映像化していて
楽しいし、笑いのセンスもいい。
演出面が特に優れており、
アクションシーンも含めて素晴らしいデキ。
テンポが良く、最後までスピード感を失わずに観ることができる作品。