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フェイスブック 若き天才の野望

世界的に広まったSNS「Facebook」について、
創設者のマーク・ザッカーバーグを中心に説明した本。

映画「ソーシャル・ネットワーク」の内容と重なる部分もあるが、
映画ではザッカーバーグが訴訟されている部分を中心としており、
ネガティブな展開が多いが、この書籍ではもっと純粋に
Facebookの発端から成長過程を
現在まで時系列に追った形になっている。

映画を観ていることで各人物の顔や場面が思い浮かぶメリットはあるが、
もっともっと多くの人物・場面が語られるため、映画の視聴は必須ではない。
ただ、Facebook上の機能について試行錯誤の様子や
ユーザーからの反発が説明されるため、Facebookを使用して
おおよその機能について理解している方が良い。

500ページにもおよぶボリュームで、相当に読み応えがあるが、
さまざまな試行錯誤と失敗、収益化できるまでの苦労など
新しく作り上げることが好きな人間にとっては
刺激的な内容が多くて面白い。

いろいろな人物が次々と登場するのと、
ファーストネームで呼ぶときとファミリーネームで呼ぶときが混在するので
誰が誰なのかを把握するのが結構大変だが、
ザッカーバーグが本当に多くの人と接触していることや
会社に加わった人、去っていく人がわかって興味深い。
Facebookを使って少しでも興味が湧いた人なら映画よりもオススメ。

【関連作品のレビュー】
ソーシャル・ネットワーク(映画)

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