「羊たちの沈黙」シリーズ第4弾で
ハンニバル・レクターの生い立ちについての話。
時系列としては「レッド・ドラゴン」よりも以前の話となる。
予備知識も不要で、これまでのシリーズを見ていなくても
単体の作品として理解することができる。
ストーリーとしては、幼少期のある事件について
レクターが復讐していく筋書きとなる。
徐々に追い詰めていく感じはなかなか迫力があるが、
「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」で見せたほどの狡猾さはないため、
レクター博士好きとしては少し物足りないかもしれない。
このあたりはレクターと言えども、
若い頃はまだ未熟な部分があった、ととらえるべきかも。
やや残念なのは、一番最初に殺人を犯した場面がもっとも怖く、
それ以降はややあっさりした印象になるところ。
レクターによる復讐、というからには
もっと想像を超えた行動を期待したかった。
【関連作品のレビュー】
羊たちの沈黙(映画)
ハンニバル(映画)
レッド・ドラゴン(映画)
ハンニバル 第1シーズン(ドラマ)
ハンニバル 第2シーズン(ドラマ)