文学好きの主人公が、恋人の死によって
情緒不安定になった直子を想いつつも恋愛観で悩む様々な人物と出会う話。
村上春樹の小説を原作とした映画だが、原作は未読。
原作を読んでいないせいかもしれないが、
ひどく退屈で中だるみを感じる単調な作品だった。
結局何の話なのか読み取れず、やたら性描写が出てくるという印象ばかり。
重要な役柄となる「直子」を演じる菊地凛子だが、
繊細な感じや女性を感じる部分がなく、
ひたすらゴツゴツとした顔つきが気になったし、
どんどん精神的に崩れていく直子に
なぜ主人公がそこまで惚れ込むのかわからない。
それ以外の主要人物の言動も理解に苦しみ、
誰ひとりとして感情移入できなかった。