南極料理人

南極料理人

南極観測隊員として海上保安官から派遣された西村淳が
自身で書いたエッセイ「面白南極料理人」を映画にしたもの。

南極での観測業務というと、生真面目で
日々、業務に奮闘しているイメージが湧くが、
そんな雰囲気とはまったく違い、予想外に日常的なノリが楽しい。
意外にも食材が豊富にあり、下手をすると
日本で暮らしている人々以上に豪華な食事ばかり。

そういった料理を作る主人公を中心に、
個性的な隊員の毎日が、短いエピソードに分けられて展開する。
人間臭い隊員のやり取りが面白く、共感できるのは良い。

原作は未読だが、楽しいエッセイを忠実に実写化した感じで
爆笑するというよりもニヤリとしながら観る内容。
全体としてのストーリーや結末はほとんどなく、これといった中身もない。

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