小説「阪急電車」を原作とした映画で、
阪急電鉄の今津線を舞台に、複数のエピソードが絡み合う。原作は既読。
登場人物1人、または2人単位でそれぞれが個人的な事情を抱えており、
同じ電車に居合わせることで微妙に関わり合うが、
ストレスを感じるエピソードが結構あって後味があまり良くない。
好感が持てるカップルのエピソードも、
ヘッドホンからひたすら音漏れさせたまま会話するのはどうなのか。
また、結婚する2人への恨みを込めた白いドレスが
原作を読んでイメージしていたものよりも派手すぎて
電車に乗るにはあまりにも不自然。違和感が大きすぎる。
全体的にリアリティを感じない部分が多くて
あまり感情移入できず、非常に退屈だった。
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阪急電車(原作小説)