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プリンセス トヨトミ

東京から訪れた会計検査院の調査官3名が
大阪のさまざまな団体を調査する中、
とある団体で違和感を感じ、そこから大阪全体の秘密に迫っていく話。

キャラクターは立っていて、大阪を舞台にした大胆な設定は非常に面白いが
それが活かされないまま終わり、張り合いのない話になってしまっている。
主人公の調査官がラストで心変わりした理由がなんなのか、
中学生の大輔が女の子になりたいと思っている設定に何の意味があったのか、
府庁前に大集合したのは中年以上の男性のみのはずだが、
なぜ街から女性や子供の姿までいないのか、など
説明不足で疑問が解消されない部分が多すぎる。

大阪の何気ない風景から、一気に無人化する映像のインパクトはあるが、
風呂敷を広げただけでたたみきれていない印象が強く、
大げさなだけで中身のない薄っぺらい映画になってしまった。

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