フランスにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に、
一番人気の娼婦と貧乏な作家が恋に落ちるミュージカル映画。
ストーリーは非常に単純だが、コミカルでありつつ鮮やかな演出が素晴らしい。
セリフの内容を突然歌い出すミュージカルのスタイルが苦手な人は多いが、
日本人にも馴染みのある非常に有名な曲ばかり登場するし、
何より主役2人の素晴らしい歌はそれだけで観る価値がある。
前半の、実写映像にうまく特撮を重ねて盛り上げる演出や
終盤での大舞台のシーンは特に素晴らしく、
俳優なのにここまで魅力的な歌声が出せるのも見事としか言えない。
ミュージカルに対する好き嫌いを超えて評価できる作品。オススメ。
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