前作「呪われた海賊たち」につづく
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの2作目となる作品で、
あるものをめぐっていろいろな立場の者が衝突する話。
登場人物や設定をまるまる引き継いでいる上、
今作では一切の説明がないので前作の視聴は必須。
長い割に展開が遅く、序盤の原住民の場面などは
まるまるカットしても何も問題がないほど
無意味なシーンがちょくちょく混ざり、中だるみが激しい。
その割に説明不足な部分も多く、イマイチ設定がわからないところもある。
次回作へ続くことを強く意識した内容で、
今作ではほとんど解決せず終わってしまうのも消化不良。
ジャック・スパロウにもいいところがなく、
ただバタバタするだけの甲斐性なしにしか見えない。
映像は素晴らしいし、大人気シリーズであるのは間違いないが
映画として楽しめるようになっておらずファン以外には厳しいデキだった。
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