勝負師伝説 哲也＜全20話＞

勝負師伝説 哲也

戦後、間もない時期の日本で麻雀の腕を奮う少年の話。

麻雀といってもまともなものではなく、
イカサマ前提の「玄人（バイニン）」ばかりが登場する。
その腕で調子に乗っている相手たちの技をいかに主人公が見抜き、
それを上回るイカサマで勝っていけるかが見もの。

個人的に麻雀のルールはあまり知らず、
牌の呼び名や役などはわからないのだが
相手側の凄さや主人公の心理などは十分にわかるので
あとは牌がどう運ばれているのかをある程度推測すれば
ストーリーとしては楽しめる。
特に後半になればなるほど麻雀そのものよりも
人間ドラマの色が濃くなってくるので、なかなか面白い。

敵側には顔つきも含めて嫌な奴ばかりが登場するので
主人公がそれを次々とヘコませる姿が気持ちいい。
麻雀を知っている人ならなおさら楽しめるだろう。