唐突に終わった前作「デッドマンズ・チェスト」につづく
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの3作目となる作品で、
次々と海賊を処刑していくベケット卿に対抗するため、
9人の伝説の海賊を招集する話。
登場人物やこれまでの流れを知っておく必要があり、前作までの視聴は必須だが、
説明不足な部分や独りよがりな見せ方が多く、
前2作を観ていた者にとっても話がよくわからない。
誰と誰が協力関係にあり、
それぞれがどういった目的で行動しているのか、といった
ごく基本的な情報すら掴みにくく、
筋がわからないため退屈する。しかも3時間近くと長い。
大人気シリーズではあるものの、
もはや世界観とキャラクターしか価値がなく
映画としてはまったく楽しめないものになってしまった。
【関連作品のレビュー】
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち(映画)
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(映画)