TOEICの満点獲得を目指して作者がやってきた特訓について描いたもの。
これを読んで自分も高得点を目指したい、という人を対象にしているのだろうが、
中身が非常に薄く、ほとんど参考にならない。
結局は「洋書を読むように心がけ、３年後にTOEICを受けてみたら満点だった」という
あまりに唐突な成長記録が描かれているだけ。
方法と結果のみを描かれても、どのように苦労を乗り越えたのかわからない。
それ以外は他の書籍などでも見る、ごく当たり前の練習法ばかりだし、
この本でしか知り得ないような工夫の仕方などが皆無。
最悪なのは、「マンガでわかる」というタイトルなのに
マンガ部分は本の７割を過ぎたあたりで早々に終わり、
それ以降は文章でトレーニング方法を語る形になっていて、
マンガによって楽しみながら気軽に読み取る、というようになっていない。
たくさんのキャラクターを用意した割に
バラバラの体験記が雑多になっているだけだし、
共感することもできず、参考にする部分もない本だった。
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