北海道の農家の子供として生まれ、農業高校を経てマンガ家に至るまでの
農業にまみれた作者の経験を描いたエッセイマンガ。
同作者の農業高校を舞台にしたマンガ「銀の匙」と同じノリで
農業や北海道事情を知らない人ほど楽しめる内容になっており、
しかもわかりやすくて非常に読みやすい。
途中、作者が仮設定した世界での予想話
(北海道がロシアに統治されていたら、など)がイマイチで、
こういう、どうとでも語れてしまう内容は不要だったように思う。
北海道や農家なら当たり前、ということが新鮮で
しかも楽しそうに描かれているのは良い。「銀の匙」が好きなら気に入るはず。
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銀の匙