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アヒルと鴨のコインロッカー

大学入学をきっかけに仙台へ越してきた主人公が、
隣人から本屋強盗に誘われるところから始まる話。

話の主軸が見えないまま主人公と周囲の人間のやり取りがつづくが、
実はそのすべてが伏線になっており、
終盤で一気にすべてがつながるところが気持ちいい。

何が真実で何が嘘か、どれが過去でどれが現在かも
最後で綺麗に理解できるようになっており、

不幸の要素が多いので少しモヤモヤした部分が残るが、
いろんな場面が一気につながる完成度の高いプロットを楽しめる作品。

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