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トータル・リコール<2012年公開版>

地球を貫通する巨大エレベーターによって
貧困層が住む地域から裏側に通勤していた男が
ふとしたきっかけで隠された過去の記憶に気づく話。

1990年に公開された同名の映画のリメイク版だが、
記憶を操作する要素以外は設定もストーリーも一新されている。
ボーン・アイデンティティー」と似た流れではあるが、
非常にスピード感があり、ラストまで
1分たりとも退屈させないのが素晴らしい。

SFとしての世界観や映像も見事で
マイノリティ・リポート」や「銃夢」のようなワクワク感を感じた。
しかもそれをダイナミックなアクションシーンにうまく活かしている。

シュワルツェネッガーが出演した旧作が有名なこともあり、
安易なリメイクかと警戒していたが、
むしろまったく新しいSFアクション映画として見事に仕上がっており、
グッとくる見せ方も多い傑作だった。オススメ。

【関連作品のレビュー】
トータル・リコール(1990年公開版)

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