人間の少年と仲良く暮らしていた人形が
憧れの人形チーム「マペッツ」を復活させるために奔走する話。
「セサミストリート」に登場する
カエルのキャラクター「カーミット」を中心に
さまざまなマペットキャラクターが出てくるが、
それらを知らなくてもほとんど問題なく楽しめるデキになっている。
人形の動きは素晴らしく、人間臭いのがたまらない。
仲間を集めるためにスモール・タウンから出発するまでの
冒頭の25分間は本当に最高のデキで、
「魔法にかけられて」と同様、ディズニーが本気になって
悪ふざけをしたときの完成度の高いノリが楽しめる。
ここだけでも本作を観る価値が十分にある。
序盤を過ぎてからはテンポも勢いも
スローダウンしてしまうのが本当に残念で、
笑いの規模も小さく、ミュージカル的な見せ場も少なくなってしまう。
主人公の男性も存在感が薄くなり、ウォルターよりも
カーミットやミス・ピギーばかり目立ってしまって、
ピントがボケてしまった。
もちろん一定のクオリティはあるものの、
序盤のデキが素晴らしかっただけに非常に残念。
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