死んだはずの主人公の魂が中学生の身体へと宿り、
もう一度人生をやり直すチャンスを与えられる話。
実写を加工した背景などをうまく使い、
緻密に仕上がった絵は綺麗なのだが、
反面、声優の違和感が大きすぎて作品の質を下げている。
特に主人公の案内役であるプラプラの
妙な関西弁は世界観にまったく合っていなくて鼻につく。
凝った設定で始まった割に、中盤以降はプラプラの出番もなく、
思いやりのない主人公の言動にただイライラするばかり。
説教臭いだけのラストにもウンザリ。
イマイチな登場人物ばかりで感情移入もしにくいし、
長さに対して盛り上がりに欠ける、ひどく退屈な作品だった。