香港映画である「インファナル・アフェア」を日本版にリメイクしたドラマ。
１話90分で、ヤクザに潜入する森屋（西島秀俊）に焦点を合わせた「潜入捜査編」と
警察に潜入する高山（香川照之）に焦点を合わせた「偽装警察編」の
前後編の構成となる。
結末周辺以外は香港版にかなり忠実に作られているが、
よく見る日本人役者が起用されていることと、
前後編に分けて主人公を丁寧に描いていることもあって、
香港版よりもずっと人間関係が把握しやすくなっているのは良い。
ただ、主人公たちに対する２人のヒロインはいずれも中途半端で、
主人公との親密度の変化がわかりにくい。
もともと香港版もややこしいばかりで
それほど魅力的な筋書きには思えなかったので、
しっかりリメイクされているとはいえ、本作もそれほど面白いとは感じなかった。
「インファナル・アフェア」の評判を聞いて気になっている人は
より内容がわかりやすい日本版ドラマの方を観るのもいいだろう。
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