35歳になった男性がともに暮らす命の宿ったテディベアに
親友として、また悪友として、悩まされるコメディ映画。
テディベアがまさにそこで生きているように動く様は素晴らしく、
人間との絡みにもまったく違和感がない特撮は見事だが、
映画としてつまらなく、中盤以降はかなり退屈だった。
かわいいクマの姿をしつつ下品なノリや女好きという部分で笑いを狙うが
どうにもただ汚いだけでセンスを感じない滑ったネタの連続に思えたし、
ジョークを日本語セリフ用に変更してしまうのはつまらない。
かといって中盤に出てくる「フラッシュ・ゴードン」頼りのネタも
まったく理解できず。
筋書きも非常にありきたりだし、やや老けすぎに思える主人公は魅力もないし、
何がそんなにウケているのか理解できない作品だった。
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