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ピンプ・マイ・ライド 車改造大作戦!<第1シーズン>

ボロボロの車に乗っている若者を募集し、
その中から選ばれた人の車を劇的に改造するアメリカの番組。

進行役はXzibit(イグジビット)という人気があるらしいラッパーだが、
あくまで応募者から車を回収して工場に運ぶ作業しかせず、
実際には「West Coast Customs」というカスタム集団が改造を担当する。

冒頭で紹介される改造前の車は本当にボロボロで、
ヘコんだりサビていたり故障したりガムテープで補強されていたりと
日本では考えられない状態で乗られている。
そして車の持ち主はもちろん、友人や家族のインタビューまで紹介され、
「いかにその車がイケてないか」が延々と語られる。

ただ、持ち主はその車に愛情を感じており、
「こんな車だけど大好きなんだ」という気持ちが伝わってくるのが好印象。
改造費はおそらく番組が負担しているのだろうが、
応募者が憎めない雰囲気なので、観ている側も悪い気がしないのだ。

そんな車が工場に運ばれ、各箇所の担当たちで作戦会議が始まる。
このときに場を仕切っている黒人のリーダーが
やたら頼りになる雰囲気でカッコいい。進行役のXzibitよりも好きだ。
何かのたびにアメリカ人らしいオシャレな言い回しをするのもカッコいい。

そうこうしているうちに若者の車は内装が入れ替えられ、
タイヤとホイールを交換し、全塗装して完全に生まれ変わる。
ヒップホップのノリを大切にしているのか、
周囲から怪訝な目で見られそうな、かなりイカつい改造が多いのだが
それでも相当に綺麗にリメイクされるのでホレボレする。

改造が終わったところで持ち主の若者が呼ばれ、
変身を遂げた愛車を見るのだが、このときの喜びようが素晴らしく、
まさに狂喜乱舞なので観ている方も幸せになる。
最初は字幕しかなくて不便だな、と感じていたが
この本人の喜びようは吹き替えでは伝わらない。

生まれ変わった愛車を自慢げに乗り、自宅に着くと
今まで車をバカにしていた友達がスゴいスゴいと持てはやしてくれる。
まさにクリスマスプレゼントをもらった子供のようなノリで清々しい。

最初はかなりバカっぽい雰囲気があふれているが、
後味が最高に良いので観ているだけでつられて幸せになれる。
20分で1台分の内容が完結するのでサクサク観れる。意外とオススメ。

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