とんがりボウシと魔法の365にち
| 2008年11月16日12:29【カテゴリ : Nintendo DS】 |
コナミブランドのゲームソフトだが、任天堂の「どうぶつの森」シリーズと
非常に似たシステムとゲームデザインであり、
同シリーズと比較されるのは避けられない。
個人的に「どうぶつの森」シリーズは未プレイなので
2つの違いに関しては不明。
主人公は魔法学校への転校生という設定で、
寮に入り、学校と商店街を含む小さな町の中で生活する。
ゲーム内の時間はDS本体の時計と連動しており、
夜に起動すればゲーム内の町でも夜になっている。
背景も登場キャラもすべて3Dで描かれているが
DSということで、見晴らしのいい景色を表示しきるにはスペック不足。
そこで大きな丸太(円柱)のような形の地面に建物を配置することにより
奥に歩くと下から建物がせり上がってくるように見せているアイデアは素晴らしい。
距離によって遠くの景色を消してしまうという処理よりも
湾曲した地面により地平線の向こう側に隠れているという方が自然だ。
2画面表示を活かして、1階にいるときの2階の状態や
高い建物の様子などが上の画面に表示されるのもパノラマ感があって良い。
転校生ということでゲームのシステムを知らない理由を表現し、
さらに学校の授業という形でルールや操作方法などを説明するのは
非常に無理のない流れで、不自然でないチュートリアルが受けられる。
手に持った杖は虫取りアミや釣竿、スコップなどに
Rボタンひとつで変化させられるため、
いちいち持ち替える手間がいらないのも便利。
杖一本で複数の道具を兼ねられるのも
魔法使いという設定なので無理がない。
DSの特徴であるタッチペンでも操作することができるが、
タッチペンを使わずボタンのみでも操作できるところがありがたい。
長時間プレイが前提となるゲームなだけに、
疲れやすいタッチペン操作を強いられなくてよかった。
キャラクターがその場でぐるぐる回るように操作すると
魔法使いに変身することができ、魔法を使えるようになる。
魔法は呪文などを選ぶのではなく、「どこに」「なにを」などの
5W1Hスタイルでアイコンを選んでいくのはなかなか面白い。
呪文名と役割をセットで覚えなくても
魔法の唱え方がそのまま目的を表している。
しかし、1つの魔法を唱えるために
選択肢を複数選ばないといけないので、手間が大きいのは残念。
近距離にあるDSか、遠距離であっても友達コードを把握している相手となら
Wi-Fi通信によって相手の町に遊びに行くことができる。
建物の出入りや部屋の行き来で
短いローディングがいちいち発生するのはどうにもテンポが悪くて残念。
それと、DSを閉じてもスリープモードにならず、バッテリーが減り続けるので
中断する場合はセレクトボタンでセーブしないといけないのはやや不便。
丁寧に作られているとは思うが、
全体としてはスローライフを楽しむゲームなので
ミッションが発生して常に目的が存在する、というわけではなく
自分なりの目的が見出せるかどうかが大きい。
虫や魚などを収集してコレクションしたり、
町の人の依頼をこなしたり、
資金を貯めて家具やインテリアなどを揃えたりといった
自己満足な部分に価値を感じるのであれば楽しいとは思う。
ゲームに対して「とにかくクリアしたい」とか
「敵を倒す緊張感が欲しい」などと言う人は不向き。
