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クワイエットルームにようこそ

「クワイエットルーム」と呼ばれる女性専用の精神病院の閉鎖病棟での話。
まったく面白さがわからず。

時系列をわざと入れ替えており、唐突に状況が変化し、
なぜそうなったかが少し遅れて判明する、という流れが各所に。

それはいいとして、映画として単純に盛り上がりに欠け、
本筋がないようなノリのまま要所要所にバラバラのネタを入れている感じ。
そのノリでクスリと笑える部分もあるが、観ている側と感性がズレていると
長時間、空回りをしているような退屈さを味わう。
冒頭はなかなか惹き付けてくれたが、中盤以降から一気に眠たくなった。
時系列を入れ替えて真相が不透明なくせに時間が長いので
それが明かされるまでにダレてしまうのだ。

タイトルにある「クワイエットルーム」は精神病院の閉鎖病棟のことだが、
そこの居心地がそれほど悪いものには見えないために
「クワイエットルームに入ること」が辛い行為に思えなくなってしまう。
結局のところ、クワイエットルームでもそれ以外の病棟でも
やれることはどっちみち限られているし、同じ不便さに見える。

同監督の「恋の門」は個人的に楽しめたが、今作は身内で楽しんでいる劇を
蚊帳の外から観ているようで非常に退屈だった。

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