少女殺害の犯人の身柄を東京へと護送する話。
スピード感があり、独自の設定が活きる序盤は非常に楽しめ、
誰が敵なのかわからず、
いつどこから襲われるかわからないシチュエーションは面白い。
しかし、新幹線の場面あたりから急速にスピード感がなくなり、退屈になる。
状況の割に敵が少なすぎることや
守る側の作戦が悪すぎること、
登場人物の理解しにくい言動や唐突なタクシーの出現など
納得しにくい展開も多く、せっかくの設定がうまく活きていない。
序盤の感触が非常によかっただけに、
急激な失速が残念な作品。