Fallout3(フォールアウト3)
| 2008年12月7日15:22【カテゴリ : Xbox360(な行~わ行)】 |
名作「オブリビオン」を制作した会社が出した、
核兵器で崩壊した世界が舞台となる新作。
「オブリビオン」に魅せられた人は当然のように買うだろうし、
SFや世界の終末的な雰囲気が好きな人も魅力を感じるだろう。
ゲーム本編が始まるまでのプロローグとなる部分の見せ方は素晴らしく、
主人公が誕生してから大人になるまでのダイジェストが
FPS視点で見事に展開される。
嫌でも感情移入し、その世界に浸る流れはさすが。
しかし、本編は実は「オブリビオン」のゲーム性とはずいぶん違い、
自由にミッションをこなしていく冒険者ではなく
物資の極端に少ない世界でいかに生き残っていくかというサバイバルだ。
この感覚に慣れるまで、相当に戸惑うだろう。
「オブリビオン」以上に最初の敷居は高く、
レベルアップに伴う能力アップのシステムや各能力間の関係、
常に身に付けている端末の操作など
今までのゲームとかなり違いがあるので
下手をするとここで断念してしまう人もいるかもしれない。
能力の項目数が多い上に、それをあまり理解していないうちから
どの項目を上昇させるかを決めなければいけないので
いろいろとわかってから「あー、しまった」と思うこともある。
が、難易度はゲーム中いつでも変更できるので
どうしても難しくなった場合は
素直に難易度を下げてプレイするのが良い。
さらに回復手段、武器、弾薬、資金のすべてが不足しており、
「オブリビオン」では適当に集めた武具などを片っ端から売ったり、
小さなミッションを次々とこなして資金を稼ぎ、
店で装備を整えることができたが、
そういった感覚すべてが異なってくる。
水や食べ物を摂取することで体力は回復するものの、
よほどクリーンなもの以外は放射能汚染されていて
使うことで放射能汚染度が高まっていく。
安全な寝床自体がかなり限られており、
時間を経させても体力は回復しないので
そのあたりを注意せずに遠出をすると出先でのたれ死ぬことになる。
FPS視点ではあるし、主要な武器が銃ではあるのだが、
命中精度はあくまでステータスと武器のコンディションに左右されるため
FPSジャンルに自信がある人でもFPSとして立ち回るのは
あまりオススメできない。
基本は「V.A.T.S.」と呼ばれる、時間を止めて攻撃部位を選択し、
自動で攻撃してくれるコマンド選択式が推奨されているようで、
これを利用しないとなかなか当たらなかったり、
高いダメージを食らってしまうことになる。
V.A.T.S.コマンドはAPという時間で回復する値が少ないと使えないので
回復を待つ間にFPSとして行動して補助する程度である。
FPSが得意な人はFPS、そうでない人はV.A.T.S.、というわけではない。
「オブリビオン」同様に、常にダンジョンや世界のマップを参照できるが、
これがかなり見づらく、マップを見ているのに
なかなか目的地にたどり着けないこともある。
さらにそれを補助するために画面表示されているマーカーだが、
目的地方向を表してはいるものの、「オブリビオン」での洞窟などと違って
今回は建物や地下鉄構内という人工物の中がベースとなるため、
方向以上に高さが重要になってくるため、
マーカー通りに進んできたけど目的地に到着せず、
実はひとつ上のフロアだったり、下に行く階段を下りなければいけなかったりと
慣れないうちは道に迷うことを覚悟しておく方が良い。
世界観にどっぷりとハマれればいいのだが、
とにかく回復のしづらさや放射能汚染の面、
武器や弾薬の調達のしにくさなど
終末世界ということでかなり制限を受けた冒険になるので
不便さにストレスを感じる人は合わないだろう。
「オブリビオン」以上に最初の取っ付きが悪い。
ザコ敵も結構な強さなので、3体ほど同時に出てこられると
かなり危機的状況になるし、
場合によっては回復も逃亡も撃退も相当難しいことにもなる。
ゲームとして割と難しいので、それなりの覚悟を持って手を出すべきだ。
現状、ネット上にもちょくちょくとフリーズの報告があり、
私自身も「技術博物館」の直前で何度やってもフリーズして
そこから先へ進めない状態になっている。
ディスク起動でもHDDインストールでも同じ症状で、
メインクエストに関わる部分なのでどうしようもできない。
