原作も予備知識も一切知らない状態で観た。
同じ船舶系邦画の「ローレライ」があまりにもダメだったので
これも期待していなかったのだが、こっちは面白かった。
特に役者陣の演技と迫力、存在感が素晴らしい。
「ローレライ」で大失敗していた人間ドラマが
かなり見所があって、逆にイージス艦のイージス艦たるところは
ほとんど出てこない。
テンポも早く、ダレるようなところや無駄なところがない。
むしろ登場人物の背景がやや説明不足に感じるが、
セリフの端々や挿入される回想シーンから
注意深く読み取れるとも言える。
とにかく役者とキャスティングがいいので
それらを振り返る意味でもいい作品だった。