日常的に町の中でゾンビを見かけるようになった世界で
それらを処理する保健所のような業者の話。
「ゾンビ取りガール」とはあるが、主人公としては
ゾンビ捕獲に慣れた青年の方で、福満しげゆき作品にいつも登場する
ブツブツと理屈を語りながら行動するキャラクター。
ゾンビと闘っていく過程で彼らの生態がしっかり伝わってくるし、
シンプルな道具をうまく使って立ち回る美しい戦闘シーンが素晴らしい。
道具や身体の使い方から感じる説得力がスゴイ。
同作者の「生活」に似た面白さがあり、
そちらが気に入った人なら本作も間違いなく満足する（その逆も同様）。
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