異世界からやってきた少女がひとり身のヤクザのもとへ転がり込み、
慣れない人間社会の中で過ごすコミカルな作品。
見た目は普通だが、常識的なことをまったく知らず、
代わりに強力な超能力を使えるというシンプルな設定だが、
キャラクターの立て方が絶妙で、
傍若無人な少女とお人よしのヤクザがうまくフォローしながら展開する。
なんとなく「魁!!クロマティ高校」を連想するノリがあるが、
無茶な設定のキャラクターに頼った笑いではなく
きちんとストーリーで楽しませてくれる分、本作の方が魅力的に思う。
大きなひねりはないもののキャラクターとストーリーのうまさが光る良作。
読後感がよく、誰にでも気軽に楽しめる。
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