デビルマンレディーというタイトルはあるが、
序盤は「デビルマン」とはまったく別の内容。
ただし、中盤からデビルマンの内容が絡んでくるため
できればそちらも読んでおく方が深く理解できる。

絵は綺麗とは言えないものの独特の迫力があり、
全体を通してかなりの残酷描写が展開される。
男女問わず裸体は当たり前のように出てくるし、
女性の暴行シーンが何度も登場するので、
そのあたりにショックを受ける人は合わないだろう。

暴力シーン・暴行シーンはストーリー上、必要な描写なのだが
容赦なく展開されるだけにそれなりの覚悟をして読んで欲しい。

デビルマンレディーは一応、ヒーロー的な活動をするのだが
人間的に弱い面もかなり感じられ、必ずしも人々を幸せにする存在ではない。

つまりは一般のヒーローもの・勧善懲悪ものとは違って
読んでいて心配するような展開で進んでいくので
先が気になる強い引きがあるのは確か。
各デビルビーストのデザインが斬新でなかなか良い。

話が進むうちにどんどん規模が大きくなり、
宗教的な要素や人間の価値観を問うような展開にもなる。
大きいコマが多く、一冊がすぐに読み終わるのは残念だが
読み始めると止まらず、一気に読んでしまった。