結婚式を目前にした内気な青年が
誤って死体に結婚を申し込んでしまう話。
独特のセンスがあふれた世界観とキャラクターは
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を連想させ、
その人形の造形はため息が出るほど。
あまりに滑らかな動きは
ストップモーションアニメであることを忘れてしまう。
こういった話ではどちらかの女性の性格が悪いことが多いのだが、
本作ではともに優しい人柄のため見ていてとても心苦しい。
特にラストはあまりにも酷な結末で、
ハッピーエンドとはいえ胸が締め付けられる。
キャラクターデザインもアニメーションも
ストーリー部分も高いクオリティで仕上がっていて、
ティム・バートン作品が好きな人には文句なくオススメ。