「新耳袋」とは1話5分程度で何十話と用意されたドラマ。
セットなどは割としっかり作られているのだが
肝心のホラー部分・シナリオ部分は
話によってものすごく当たり外れが大きい。
そこがいい点でもあり、悪い点でもある。
さて、そのドラマの劇場版として撮られた「幽霊マンション」だが
こちらは意外としっかりしていて面白かった。
日本のホラー独特の薄汚れた景色、雰囲気が常にあり、
登場する人物も「普通に見えるけどどこか変」という空気がうまい。
とあるマンションに引っ越すと
妙に馴れ馴れしく裏のありそうな住人が出迎え、
さらにマンションなのに夜12時という謎の門限、という話。
もちろんタイトルの通り、幽霊に絡む話だが、
やはり怖いのは狂気の人間というのを再確認する。
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