突如として宇宙からの侵略を受けた世界で
親子3人が必死で逃げ続ける話。
普通に暮らす日常の中で唐突に襲われた描写は見事で、
映像の迫力は素晴らしいとしか言えない。
人々がパニックによって行動を乱していく様子がリアル。
侵略者の圧倒的な強さがほぼ全編にわたって描かれ、
恐怖感と絶望感はひしひしと伝わってくるが、
反面、どうやって状況を解決するつもりなのかと思ったら
あまりにも都合のいい後付けのような解説で終わってしまった。
ただただパニックぶりを味わう作品になっており、
人類の英知や努力で撃退する展開を期待している人には合わないだろう。
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フェイブルマンズ(監督の自伝的作品)